本校は、アメリカのテンスクールの一つであるセントポールズ校と長きにわたって交流を行っており、今でも毎年長期派遣の生徒を送っています。今年度は75周年の節目として、10月にセントポールズ校で、この3月に本校で記念式典を行いました。
3月11日(火)、セントポールズ校から、ジャイルス校長先生、デビット理事長、ドノバン同窓会長の3名が本校に来校されました。先ずは、大教室で中学3年生が出迎えのセレモニーを行ってくれました。最初にジャイルス校長先生から挨拶を頂いた後、一日前に届いたばかりの新品の太鼓を使って、成蹊太鼓を披露しました。次に、卒業生によるお囃子体験では、ジャイルス校長先生ら3名の方にも鼓を打つ体験をしてもらい、伝統文化に浸って貰いました。また、この9月からセントポールズ校に留学する中3の六田さんが英語でスピーチを行い、最後に中学校のダンス部のパフォーマンスで締めくくりました。









校長室でランチをとった後は、留学生などをエスコートしてくれるSIS(Seikei International Alliance)の生徒達によるキャンパスツアーです。ストリングス部の弦楽四重奏に耳を傾け、生物部の爬虫類と触れ合い、書道パフォーマンスに驚くなど、生徒達との交流をとても楽しんでいただきました。




その後、セントポールズの卒業生によるパネルディスカッションが行われました。ファシリテーターと4名のパネラーは、いずれも成蹊からセントポールズに留学した方々で、その経験を語ってくれました。また、成蹊に留学していたセントポールズ校の卒業生のインタビューもあり、この交換留学プログラムの良さが聴衆に伝わるイベントでした。
そして、大学10号館で、学園長や常務理事をはじめ、関係者の方々をお呼びしてのレセプションを開きました。学園の関係者をはじめ、このプログラムに関わった多くの方々が一堂に会され、多くの新たな交流が生まれました。







翌12日(水)は、現在セントポールズ校に通っている本校の生徒がサポートしながら、浅草寺伝法院の見学を行った後、てんぷらのランチをとり、来賓をホテルへと無事届けることができました。この夜には、セントポールズ校主催のレセプションも開かれ、再度交流を深めることができました。
大先輩である槇原稔さんがセントポールズ校に留学されてから三四半世紀が経ちました。しかしながら、このような素晴らしい交流が続いていることに学校として本当に感謝しています。今後も末永い取組として、続けていきたいと改めて感じました。