校長ブログ「百代の過客」

暑かった釧路学習旅行!

 7月22日(火)から2泊3日で行われた高校2年生の釧路学習旅行に同行してきました。本校の学習旅行は、高校1年生の時に一学年全生徒が88チームに分かれて旅行の企画立案を行い、プレゼン大会で高い評価を得た幾つかの案を中心に、複数の場所への学習旅行を決めています。この「釧路学習旅行」は、アイヌ文化と北海道の自然を理解することを中心に作られたプランで、校長特別賞を受賞したものです。そのため、私も同行しました。
 7月22日(火)、9時半に羽田空港に集合し、11時半の便で一路釧路に向かいました。この時期涼しいはずの釧路ですが、異常気象の影響で37度越えの酷暑が待っていました。しかし、その暑さにも負けず、阿寒湖畔ビジターセンターに行き、ヒグマのはく製や幻の魚「イトウ」などを見学しました。なんと、屋外展示場では、エゾシカが生徒達を出迎えてくれました。そして、阿寒湖遊覧船に乗り、チュウルイ島にあるマリモ展示観察センターに向かいます。マリモは世界各地で見られますが、このように大きなマリモが群生している地域はほとんどありません。生徒達もセンター内に展示してある「巨大マリモ」の大きさに圧倒されていました。ホテルは阿寒湖畔に建つ「ホテル御前水」で、その眺めは最高でした。

留学生も参加しています!
釧路空港に降り立ちました
ヒグマのはく製を囲むサッカー部
エゾシカがいまーす!
阿寒湖遊覧船の船上にて
巨大マリモを見ました!
阿寒湖バックに集合写真
みんなで綺麗に跳んでます!!

 7月23日(水)、最初に阿寒湖アイヌコタンに向かいます。ここは、北海道のアイヌ集落の一つで、アイヌの歴史や文化を発信している施設です。敷地内には、アイヌ文化の博物館や工芸品を集めたギャラリーのほか、民芸品店や飲食店などもあります。今回参加の男子生徒は全てサッカー部員でしたが、アイヌの伝統楽器であるムックリ(口琴)に興味を持った者が多く、民芸品店で購入している姿が目立ちました。
 昼食場所の釧路フィッシャーマンズワーフMOOでは、釧路ラーメンやザンギ定食など、ご当地ならではの昼食をそれぞれが味わっていました。そして、午後は釧路湿原でのカヌー体験です。5~6人で一艇のカヌーに乗り込み、力を合わせて漕いでいくと、湿原の中を滑るように進んでいきます。暑さはありましたが、自然を身体全体で感じる体験は、生徒達にはとても印象的だったようです。本日の宿泊先である釧路プリンスホテルは、高層で眺望も良く、釧路の街が一望できました。夕食は、「ふく亭」という店舗で、様々な天ぷらが入った海鮮天丼に舌鼓を打って、二日目が終了しました。

阿寒湖アイヌコタンで集合写真
ムックリにハマっています
ご当地ならではの昼食を堪能
大自然の中でのカヌー体験
一緒に頑張ってくれました!!
海鮮天丼に舌鼓

 7月24日(木)、最初は釧路湿原展望台の見学です。見渡す限りの湿原では、本来はタンチョウヅルなどが見られますが、暑さのため、動物たちの動きが無かったのは残念でした。しかし、釧路湿原野生生物保護センターでは、遠目ではありますが、オジロワシなども見ることが出来ました。生徒達はタンチョウヅルが飛ぶ写真パネルの前で飛ぶマネをしていたので、私も加わってみました。最終日の昼食は、和商市場において、釧路名物「勝手丼」です。生徒一人一人がご飯を買って、その上に好きな海鮮の具をどんどん乗せていきます。いくら、鮭、うに、ホタテなど、豪華どんぶりが出来て、みんなで「いただきます!」をしました。
 30名程度の少人数だからこそできる学習旅行は、学びや食文化などがてんこ盛りの企画でした。釧路空港では、「白い恋人」や定番のチョコレートをお土産に買う生徒たちの顔には、満足感が漂っており、充実した旅行であったと感じました。ご苦労様でした!

釧路湿原展望台で集合写真
私も一緒にタンチョウヅルになりました!!
勝手丼、選んでます
勝手丼、いただきまーす!
勝手丼、美味しいです
地元の人とも仲良くなりました