World Cleanup Day (以下、 WCD)とは、北欧エストニアの市民運動から始まったもので、毎年9月20日に世界中で一斉に地球を清掃する取組です。2023年、国連総会で9月20日を国連国際デー「WORLD CLEANUP DAY」と定めたことから、今では国連加盟国の90%が参加する活動となりました。
その運動は日本でも行われており、本校もその取組に参加しています。本校は、9月20日の「WORLD CLEANUP DAY」を中心とした校内外での活動実績の発表会に参加しました。11月22日(土)、NPO法人WORLD CLEANUP DAY JAPAN主催の「WORLD CLEANUP DAY 2025 報告会&授賞式」では、本校が特筆すべき活動を行った団体として、「Next Generation Award 2025」を受賞いたしました。これは、本校の特別研究グループ「ユネスコスクール」が中心となって展開している、WCDに合わせた、校内での継続的な環境美化への取組が評価されたものです。
この活動は、2015年度に本校を卒業した熊谷宏人氏の紹介で始まったもので、今年で3年目を迎えます。この度、このような賞をいただき、社会的評価を得たことは、本校の教育活動における大きな成果です。本校は「ユネスコスクール」の指定を受けていることから、今後もWCDへの参加を通じて、単なる清掃・美化意識の向上だけでなく、より広範な地球環境問題に向けて取り組んでいきたいと思っています。
最後に、今回この取組の中心となった生徒2名の感想を載せさせて貰います。
根津さん
学校内外でゴミ拾いを行うことで生徒と教員の繋がりをより強くでき、また、通学路と学校内を綺麗にすることでいい気持ちになり、ポイ捨てやゴミの分別について考えるきっかけになりました。WORLD CLEANUP DAYに参加し、このような形で私たちの活動が評価され、とても光栄です。記念式典と表彰式に参加して、自分たちの活動を発表し、他企業の活動を知ることで、新たな気づきがありました。そのうえ、ゴミ拾いをする際に共通する課題について話し合うこともできました。それぞれ活動する場所や規模が違っているけれど、同じ意識を持って世界中の人たちが地球を少しでも綺麗にしようと集まって取り組むことはとても素敵なことで、今後も続けていきたいと思いました。
橘さん
地道にやってきた私たちの活動が名誉ある賞に繋がって嬉しかったです。1人でも多くの人にWORLD CLEANUP DAYを知ってもらい、ゴミ拾いを通して繋がれることを目標に、これからも活動していきたいです。ゴミ拾いは宝探し感覚でみんなでやると楽しいですし、普段街を歩く時でも道を意識したり、ポイ捨てしている人に対して不快感を覚えたりするこの感覚が広まることで、街が綺麗になっていくと信じています。みなさんと一緒に宝探しできることを楽しみにしています!