校長ブログ「百代の過客」

地域を考える!!(中学2年生 探究学習)

 2月12日(木)、中学2年生が桃李(道徳)の時間を活用して取り組んできた探究学習の発表会がこみちホール(旧大教室)で行われました。
 今回は、夏の学校で民泊などを行った長野県の状況と対比しながら、生徒達が現在通っている武蔵野市という地域をもっと良くする取組を提案するものです。クラスで選抜された代表の7チームがプレゼンテーションを競いました。昨年に続き、武蔵野市役所との連携を行ったことから、今年は何と小美濃安弘市長にも来て頂きました。
 発表したテーマは、 F組の長野県と武蔵野市の農地面積や自然を比較した「新たな世代と自然 」、D組の生徒と地域の繋がりから活性化案を提案した「成蹊生と地域のつながり」、B組の武蔵野市の店にヴィーガンやベジタリアン向けのメニューを提案した「多文化共生社会に向けて」、G組の武蔵野市に水を供給する多摩地域の森の減少を止める対応策を提案した「武蔵野市の森林減少について」、E組の商店街に人が集中し混雑することの解決案を提案した「住みやすさと魅力的なまちづくりの両立」、C組の学校と地域との関わりを増やす提案を行った「みんなで仲良く・地域の輪 ~地域づくり・コミュニティー~」、そしてA組の個人店への顧客を増加させるために武蔵野市の「くらし地域応援券」の新バージョンを提案する「わたしたちが考える新しい 『くらし地域応援券』」の7つです。長野県での生活を踏まえたことから自然を意識したものが目立ったほか、武蔵野市との地域連携を深掘りし、その対応策をプレゼンする生徒達が多かったです。

生徒代表挨拶
データを駆使した発表(F組)
成蹊生が地域ともっとつながって欲しいです(D組)
自分たちで実際にベジタリアンメニューを考案する(B組)
「むさしのエコreゾート」へのインタビュー(G組)
「割引デー」は活用したい!!(E組)
「Teensムサカツ」に参加しよう!!(C組)
タブレットで電子決済体験を紹介する(A組)

 先生達の審査結果により、第3位までが発表されました。優勝チームは「わたしたちが考える新しい 『くらし地域応援券』」で、個人店への顧客が減少している問題に対応するもので、過去に武蔵野市が実施した 「くらし地域応援券」 の新バージョンを提案しました。アプリを使った方式は新鮮で、プレゼンも寸劇を取り入れるなど、工夫されていました。準優勝の「みんなで仲良く・地域の輪 ~地域づくり・コミュニティー~」は、取組の途中で課題を変更するという壁にぶつかっても、それを超えてくれました。頭で考えた課題には限度があります。そのため、探究学習では、フィールドワークやインタビューが重要になってくるのです。そして、第3位の「多文化共生社会に向けて」では、実際に市内のお店に自作したメニューを提案しており、実現したら私も食べに行きたいと思いました。
 プレゼン終了後には、小美濃市長から全チームに向けての講評がありました。チームの発表内容を分析したうえ、武蔵野市の現状も加えて丁寧にお話しいただきました。武蔵野市自治基本条例では、居住者に限らず、在勤・在学者、市内にある事務所・事業所で事業活動等を行う団体も含めて市民と定義していることに触れ、武蔵野市に在学している成蹊生の意見にも耳を傾けていきたいとおっしゃって下さり、生徒達にとってもとても良い機会になったと思います。本当に有難うございました。生徒の提案が何らかの形で実現できれば有難いと思います。

市長からは熱い講評を頂きました!
有難うございました!
優勝したA組

 このように生徒達はパワーポイントのつくり方も上手になり、発表もただ読むだけのプレゼンから脱している姿がとても印象的でした。私からは、プレゼンの構成に重要である「タテ・ヨコ・算数」(歴史・世界・データ)について話させてもらいました。これらを踏まえ、来年はもっと飛躍する姿が見られると思うと、ワクワクしました。発表は勿論の事、運営に携わった生徒も含め、本当にご苦労様でした。