「自分たちの手で、世界の課題を解決するビジネスをつくってみたい」そんな知的好奇心と情熱を胸に集まった中3〜高2の有志27名。2026年8月25日からの7日間、タイ・バンコクを舞台にした実践型アントレプレナーシップ(起業家精神)研修「成蹊スタートアップキャンプ in バンコク」に挑戦しました。
異国の地で人々の生の声を聞き、仲間と夜遅くまで議論を重ねた生徒たち。答えのない問いに向き合い続けた7日間の軌跡をお届けします。

【1日目】現地起業家の言葉から始まった挑戦
羽田空港を出発し、活気あふれるバンコクへ到着。
初日の夜は、タイで起業した渡邊氏(マニマニタイランド社)による特別講演。「机上のデータで分かった気にならず、現場の生の声を聞くこと」という言葉に、生徒たちの挑戦への意識が一気に引き締まりました。

【2日目】英語で想いをぶつけ合う!名門アサンプション高校との出会い

午前は世界遺産アユタヤで歴史・文化を学び、午後は名門Assumption College Thonburi(アサンプション高校)を訪問。最初は緊張していた生徒たちも、身振り手振りと笑顔で対話の輪へ。
「言葉が完璧でなくても、伝えたい熱意があれば心は通じる」
文化の違いを越えて同世代と繋がり、世界を身近に感じる大きな一歩となりました。

【3〜4日目】足で稼ぎ、仮説が崩れる。「健全な挫折」から始まったフィールドワーク
「交通」「生活」「教育」「食」「環境」「観光」の6チームに分かれ、現地調査へ。日系企業から屋台街、市場まで自らの足で歩き、インタビューを重ねました。
そこで突きつけられたのは、「日本で考えたアイデアが全く通用しない」という現実。机上の空論が崩れるショックを受けながらも、生徒たちは街の人々の本音に耳を傾け、「本当に解決すべき課題」を泥臭く掘り下げていきました。3日目の夜にはガンタトーン・ワンナワス氏(メディエーター社)の起業家講演を実施。挑戦の意義を実感する刺激的な時間となりました。

【5〜6日目】深夜まで続いた激論。プランを根本から問い直す
フィールドワークの一次情報を手に、プランを再構築。中間発表では「誰のどんな痛みを解決するのか」「どう事業として成り立たせるのか」と鋭い問いが投げかけられます。
ホテルの会議室では夜遅くまでホワイトボードを囲んで激論。集めたデータを見つめ直し、全員で妥協なく言葉を削ぎ落とす中で、提案内容は具体的で説得力のあるものへと磨かれていきました。

【7日目】7日間の成長を言葉に!大人たちを唸らせた最終ピッチ大会

迎えた最終日。タイで活躍する起業家やビジネスパーソン、現地に通う日本の中高生を前に「最終ピッチ大会」を開催。

緊張感の中、全チームが堂々とプランをプレゼンテーション。現場を歩き抜いた確信があるからこそ、プロからの鋭い質問にも自分の言葉で堂々と切り返しました。

午後はチャトチャック市場でお土産購入と現地経済のエネルギーを体感し、大きく成長した充実感を胸に帰国の途につきました。

数字と声で見る「スタートアップキャンプ」の教育的成果
帰国後アンケートでも、高い満足度と確かな自己成長が表れました。
・プログラム全体満足度:96.2%(平均4.69点 / 5点満点)
・期待値到達度:88.5%が「期待を大きく上回った」と回答
・友人・後輩への推奨度:8.81点 / 10点満点


参加した生徒たちの声(抜粋)
・「現地で仮説が通用せず焦ったけれど、仲間とゼロから作り直して発表できた経験は一生の宝物です」(中3生)
・「社会人の前での発表は緊張したけれど、本気で考え抜いた提案を評価してもらえて大きな自信になりました」(高1生)
・「英語力以上に、失敗を恐れず挑戦する勇気の大切さを学びました」(高1生)


【保護者の皆様へ】安心・安全を最優先にした万全のサポート体制
海外での実践的な学びを実現するため、安全・健康管理に万全の体制を敷いて実施しました。
引率専任教員に加え、大手旅行会社(ISS社)、現地コーディネーター(マニマニタイランド社)、そして全チームに日本語対応の専属通訳ガイドが完全同行し、移動や調査中の安全を常時見守りました。現地スタッフ・ガイドに対する生徒満足度も100%(全員が『大変満足』)を記録しており、安心して送り出していただける環境を整えています。
「本物の世界」に飛び込んだからこそ得られた、一生モノの力
今回のキャンプで生徒たちが手に入れたのは、単なる知識ではありません。
1.現場へ足を運び、人の声を聞く力
2.想定外の現実に直面し、仮説を立て直す力
3.仲間と本音で議論し、新しいアイデアを創る力
4.正解のない問いに向き合い、自らの意思を発信する力
5.「正解を覚える」のではなく、「仲間とともに新しい答えを創り出す」――本校が目指す探究教育の真髄がここにあります。


【次回予告】2027年夏、第3回「スタートアップキャンプin バンコク」開催決定!
生徒たちの目覚ましい成長と反響を受け、2027年夏にも第3回の開催が決定しました!「教科書を超えて、リアルな世界の現場で学んでみたい」そう願う未来の成蹊生の皆さん、ぜひ本校に入学し、熱い挑戦の舞台へ飛び込んできてください。皆さんと一緒に世界へ挑む日を楽しみにしています!※本プログラムは中3〜高2の希望者を対象に校内選考・事前研修を経て実施しています。


【特別協力・パートナーの皆様】

本プログラムの実施にあたり、生徒たちを温かく受け入れ、現地での学びと活動を支えてくださった企業・教育機関・関係者の皆様に、心より御礼申し上げます。

・タイ国日本人会
・タイ成蹊会
・マニマニタイランド株式会社
・株式会社ISS国際交流センター
・Assumption College Thonburi(アサンプション高校)
・ガンタトーン・ワンナワス 氏(MEDIATOR CO., LTD. CEO)
・泰国三菱商事ロジスティクス
・株式会社サントリー
・KMAペンギンウオーター
・東進中学NET・四谷大塚NETバンコクトンロー校
・アイザック・ノア
・シーパトゥム大学(SRIPATUM University)
・ノンタブリーピッタヤーコム校
・シーナカリンウィロート大学(Srinakharinwirot University)
・FUJIスーパー
・プラカノン市場
・サミティベート病院
・トロックモーマーケット
・パーククローン青果市場
・オンヌット廃棄物処理センター
・タイ国政府観光庁
・タイ衣装レンタルMemory Bangkok
・Gradum.Studio Thai Costume Rental
・SENSE OF THAI
・フィールドワーク専属通訳ガイドの皆様 (順不同)