6月4日（金）、本校の卒業生である熊谷宏人様をファシリテーターに迎えて行う進路企画「SEIKEI STARTUP」が始まりました。熊谷様は、本校卒業後ITを基盤として成長しているエストニアに渡り、現地の大学を出て、エストニアで起業した方です。この企画は、アントレプレナーシップ（起業家精神）を育てるもので、私が推進している探究学習にはとても合った企画です。一般的に「スタートアップ」は、「ベンチャー」とは違い「イノベーション（技術革新）」を通して、人々の生活や社会を変えるための起業を目指しています。「スタートアップ」は、本校の生徒に持たせたい、何も無いところから課題を発見する「０（ゼロ）to１（ワン）」の発想力を伸ばすにはとても良い機会です。
講座を受講する生徒が集まった教室で、私も挨拶をさせてもらいました。身近にある疑問や課題を発見し、その解決のためにチームで取り組むことは、これからの社会を生き抜くために必要なスキルです。取り組んでいる過程の中で、多くの論文やロールモデルに触れ、またチームでのブレストや検証作業を繰り返すことによってプロトタイプを作っていくことは、探究心を向上させます。今回の企画には、多くの中学生も参加しており、とても頼もしく感じました。講座が終了するのが１１月と長い期間の企画ですが、コンテストなどへの挑戦も視野に入れているとの話を聞き、その雄姿が秋に見られることを心から楽しみにしています。