本校では、大正製薬(株)と連携し、生徒考案のオリジナルラベルが付いた、リポビタンD成蹊高校ボトルづくりを行う探究学習を行っており、今年で始めて6年目となります。ここ4年間は、販売も実施しており、昨年からは大手通販会社にも扱ってもらっております。
6月4日(水)、本校の探究学習用の部屋で、高1と高2の生徒22名が6チームに分かれて、最終コンペティション(プレゼン大会)を実施しました。今年度のコンセプトは、昨年度に引き続き受験生に向けてのメッセージを込めたラベルです。プレゼンでは、論理性、独創性、表現力、デザイン性の4観点で評価し、採用を決めていきます。私が日頃から生徒に言っている「右手にロジック(論理的に)、左手にレトリック(効果的に)」に加え、独創性とデザイン性の要素も必要で、多面的に評価される高度な探究学習となっています。



それぞれのチームは、A案とB案の2案を作成し、その後市場調査などを経て、一つの案を選び、ブラッシュアップしたものを提案します。データなどを使っての作業は、マーケティングそのもので、実社会でも使える手法です。


今回は、受験生には欠かせない赤シートを使う独創性のあるものや、縁起の良いダルマやお守りをモチーフにしたもの、青春をイメージしたものや鷲のマークをアレンジしたものなど、多様なラベル案が提案されました。いずれのチームも論理的に話しており、プレゼン中に相手に問いかけるといった会場を巻き込む姿勢も見られました。質疑応答では、生徒からも積極的な問いかけがあり、みんなで作り上げるラベルという雰囲気が感じられました。







9月末の蹊祭では、決定した案を基に描かれたラベルが貼られたリポビタンDの販売が開始されます。昨年は1,100本を売り上げましたので、今年度はそれを大幅に上回る売り上げを上げたいと生徒も教員も意気込んでおります。是非とも、文化祭に来ていただき、手に取ってみていただければと思います。宜しくお願いします。


