4月7日(火)、成蹊中学校が10時から、成蹊高等学校が13時30分から、学園本館大講堂において、入学式を無事行うことができました。
成蹊中学校には、1年生277名、2年生8名の新入生が入学しました。今年度は、中2編入の帰国生入試での応募者が増え、多くの新入生を迎えることができました。新しい制服を着た生徒達は少し緊張気味の中、呼名されて立つ姿がとても初々しく感じられました。そんな晴れやかな気持ちの中、私も式辞を述べさせて貰いました。式辞の中で紹介した『13歳からのアントレプレナーシップ』という本にあるように、成蹊での学校生活を通して、新入生一人一人がオンリーワンになることを目指して欲しいと思います。それが本校の建学の精神「個性の尊重」を具現化するからです。しかし、その際注意して欲しいことも二つお願いしました。一つは、児童文学『モモ』を引用して話した、「時間泥棒」にならないで欲しいということです。自分の時間も大切にすると共に、遅刻などをして他者の時間を無駄に浪費するような行為は禁物です。慣れない通学路かもしれませんが、少し早めに家を出るよう心掛けてください。二つ目は、魔法使いではなくとも使える魔法「言葉」を大切にして欲しいと思います。言葉は他者にやる気や勇気を与えますが、反面他者の気持ちを暗くさせる結果にも繋がります。そのことを心に置いて、私と出会ったら「おはようございます」「こんにちは」の挨拶をしてもらえると有難いです。
成蹊高等学校には、1年生326名、2年生1名の新入生を迎えることができました。300名以上の新入生が式場に入ると、大講堂は立錐の余地も無い状態となりましたが、荘厳な雰囲気の中で入学式を行うことができました。式辞では、朝礼で使うフリップを繋げて披露した、「未見の我」の話をさせて貰いました。この言葉のように、高校生活では、様々な本物の体験をして、新入生一人一人の内に潜んでいる未だ見ぬ自分に出会って欲しいと思います。そのためにも、アインシュタインのように情熱的な好奇心を持ち、世界という本を何ページもめくれるように、海外に旅立って下さい。きっとその本物に触れる体験の中から「未見の我」が顔を出してくると信じています。
また、中学・高等学校とも希望に満ち溢れた新入生代表の言葉が語られました。今の気持ちを大切にして欲しいと思い、始業式では世阿弥が語った「初心忘るべからず」の話をしました。学校としても、新入生が楽しくて豊かな学校生活が送れるよう応援していきたいと思います。最後に改めて、「ご入学、おめでとうございます!」