校長ブログ「百代の過客」

成蹊が誇る海外探究学習「スタートアップキャンプinバンコク」(第2回)を実施しました!

 本校では、昨年から海外探究学習をタイのバンコクをフィールドに、中学3年生から高校2年生を対象として実施しています。今年は2回目の実施となりますが、27名の生徒と共に一緒に探究活動を行ってきました。
 生徒達は、テーマを決め、バンコクの課題を見つけて研究すると共に、タイ語の学習も事前学習で行って実地研修に向かいます。8月25日(火)、羽田から出発し、まずバンコクではタイ料理を満喫しました。そして、夜にはバンコクで観光業をスタートアップされたマニマニタイランドの渡辺様に講演をして頂きました。スタートアップを選んだ背景などを知った生徒達からは多くの意見や質問が飛びました。本校では、現地コーディネートを渡辺様の会社に頼んでおり、様々な角度からバンコクを分析できる環境を整えて貰っています。

羽田空港で保護者の方を交えて一枚
バンコクに到着しました
タイ料理を堪能しました
渡辺様の講演
講演を受けての話し合い

 2日目は、午前中世界遺産のアユタヤ遺跡を訪問し、タイの歴史に触れると共に、象乗り体験も行いました。午後は、アサンプション高校との学校交流です。アサンプション高校では、タイの民族舞踊や成蹊の校歌紹介などを行ったレセプションの後、自分たちが考えてきたバンコクの課題を生徒達にぶつけ、それを基に濃密なディスカッションを行いました。母国語が日本語とタイ語と違う中、英語などを駆使して自分たちの意見を述べ合う姿がとても良かったです。そして、この日の夜からグループワークが始まりました。チーム内で自分たちの課題について再確認し、明日から始まるフィールドワークの準備を進めました。

世界遺産アユタヤ遺跡で集合写真
アユタヤの象徴を背景に
象乗り体験は最高
象をバックに一枚
アサンプション高校の玄関にて
タイの民俗舞踊(アサンプション高校)
タイの高校生と直ぐに親しくなれました
アサンプションの生徒と共に記念撮影
グループワークが始まりました

 3日目からチーム別行動です。私が同行した班は、「食」をテーマとしており、「タイの人達がバンコクの屋台を如何に安全に使えるか」を考え、ビジネスプラン作りに取り組んでいます。マーケットでは、タイ在住の日本人にインタビューすると、屋台の安全度などの情報交換をしていることが分かりました。また、午後に訪問したSPU(スィーパトゥム大学)では、タイの大学生からの話だと、タイの人達は屋台の安全度について気にしたことが無いという声が返ってきました。つまり、屋台の安全度を気にしているのは日本人であって、タイ人のコミュニティでは課題意識がないことがわかり、夜のグループワークでは課題の再設定を考えることになりました。そこで、日本人のタイの屋台への課題に置き換え、その解決案を探すことにしてみました。また、この夜は、実業家で日タイ交流のコーディネーターをしているガンタトーンさんの講演を聴くことができました。生徒達の心の中にも起業へのステップが植え付けられたのではないかと感じました。

ゴージャスなワゴン車で移動です
マーケットの人達への聴き取り
SPUの先生・学生と一緒に記念撮影
SPUの大学生と意見交換
ガンタトーンさんの講演
ガンタトーンさんと自撮りしました

 4日目は、フィールドワークの続きです。午前中は、日本人向けの食料品などを扱っているFUJIスーパーに行き、安全管理などの対策について話を伺いました。午後には、オートーコー市場に寄り、日本人以外の観光客や現地在住の人達にインタビューをしました。ホテルに戻り、いつものようにフードコートで夕食をとった後は、新たな課題に対する解決案を深め合うなど、積極的な意見交換がなされました。

FUJIスーパーでの意見交換
FUJIスーパーの人達と一緒に
オートーコー市場でのインタビュー
ドイツから来た観光客にもお話を聞きました
夕食はいつもフードコートです

 5日目は、日本人も良く使うサミティベート病院スクムビットに行き、バンコクの食中毒の現状などを聞きました。やはりタイの方々が屋台で食中毒になる事例はほとんどなく、食中毒症状の患者の多くは旅行者であることが分かりました。午後は、仏教文化の象徴である寺院の一つワット・パークナムに寄り、早めにホテルに戻って、解決案を練り上げ、プレゼン準備にかかります。

サミティベート病院での意見交換
インスタ映えのワット・パークナム
大きな金色の仏像が象徴的でした

 6日目、遂にタイ日本人会、タイ成蹊会、三菱商事など連携して頂いた日系企業、バンコク日本人学校、塾関係者の方々が参加する中、最終プレゼンのビジネスプランの発表を行われました。「食」チームは、タイの屋台にQRコードを表示し、そこから安全度やアレルギー成分が分かるアプリを提案しました。これは、観光客でも屋台を楽しめ、屋台の集客にも繋がるもので、参加者からは賞賛の意見が出されていました。午後には、チャトチャック市場でお土産を買い、夜のフライトで明朝羽田に帰ってきました。
 探究活動をメインとするこの研修旅行は、生徒達にとっては常に考えることに迫られ、大変だったと思います。しかし、最終アンケートの満足度は9割を超えており、自分たちの達成感と成長が感じられた1週間になったと思います。お疲れ様でした。

プレゼンが始まりました
それぞれが役割分担を行っての発表です
参加者全員でも集合写真
様々な方々から感想を伺いました
私は似顔絵を描いてもらいました(チャトチャック市場)
羽田で解散、ご苦労様でした!