学科・大学院

卒業論文
―学修の集大成として―

文学部では、卒業論文の単位取得が卒業の必須条件となっています。卒業論文の執筆作業は、大学4年間の学修の総仕上げとして意義あるものです。

自分自身の関心を見つけ、問題を発見することが論文作成のまずは第一歩です。論文の骨子を構想したら、地道なリサーチを行い、文献を読み込んでいきます。インタビューを行うこともあるでしょう。その上で、選んだテーマを掘り下げながら、自身の論理を明瞭な文章で伝えることが求められます。しかし同時に、締切日までのスケジュールを立て、進捗状況を把握し、対応する自己管理能力も試されます(執筆途中でのデータの紛失や、締切時刻直前でのプリンタの故障など、不測の事態への備えも重要です) 。卒業論文の執筆とはその一連のプロセスです。労苦は計り知れませんが、論文完成という大きな仕事をなし終えた後、充実感を得る学生は少なくありません。

それぞれのゼミでの学びや学生の学問的関心を知る手掛かりとして、以下に卒業論文の題目の一覧を掲載します。

2024年度 国際文化学科卒業論文

有富ゼミ

  • 日本におけるフラ文化の形成
  • 日韓比較文化研究—食文化からみた日本社会と韓国社会—
  • ジェンダーにおける美容意識の日韓比較
  • 日韓フェミニズムの比較研究
  • 現代日本における祭りとその継承—鎌倉 面掛行列を事例として—
  • Study of Hong Kong local and national identity based on movie culture
  • 現代日本人の宗教観について
  • 日中比較からみる雅楽
  • マンガ文化研究
  • 「大奥御年寄瀧山日記」から見る瀧山と大奥
  • 日韓女性アイドルイメージ論—実力の韓国と愛嬌の日本—
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川村ゼミ

  • 日韓の対人意識
  • 自治体間の国際交流—武蔵野市とルーマニア・ブラショフ市の友好都市提携から
  • 朴裕河が日韓関係に果たした役割—『帝国の慰安婦』を事例に
  • マンガ海賊版論争
  • とにかく明るい安村はなぜ外国でも評価されたのか
  • 日本統治下の台湾と朝鮮における茶道の受容—文化触変の観点から
  • アートとゲイの街 マレ地区—多様性の視点から
  • 日本における学校外性教育の可能性—NPO法人ピルコンを例に
  • 写真家からみる「沖縄らしさ」
  • 江戸川区移民コミュニティにおける宗教団体の役割—イスコン東京寺院を事例として
  • 中国の「字幕組」から考える日本語学習
  • 日本におけるコーヒーの文化触変
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佐々木ゼミ

  • 宮崎市定が見た西アジアートルコ・パレスチナ地域の歴史的分析を通じて—
  • ヒップホップからみるジェンダー観の変遷
  • 伝承・民話から見るアイルランドの女性と環境—権利獲得の道のりを見つめて—
  • 現代社会における「ルッキズム」の表れ—SNSがもたらす影響—
  • ソビエト式建築物からみた中央アジア—ウズベキスタンを事例に—
  • なぜ帰化する/しないのか オーラルヒストリーから分かること
  • 感情史から見たフランス革命—下層民の感情が与えた影響—
  • ルネサンス精神とレパント・パラダイム—レパント海戦を描いたヴェネツィア派絵画の分析—
  • ムスリム・フレンドリーと地方創生—諸外国から学ぶ観光戦略—
  • イスラム教ニザール派の活動の実態について 山の老人と暗殺教団の伝説と実態の差異
  • 海賊の定義とその変遷—ソマリア海賊と歴史的海賊の比較分析—
  • 鄭和の航海と中国文化の変容:陶磁器から見る永楽帝の文化政策
  • 台湾の近代化と日本の植民地支配—教育からみる植民地近代化論—
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竹内ゼミ

  • ビートルズはなぜ「別格」なのか—
  • 浦和レッズサポーターの暴力性—「男らしさ」をめぐって—
  • 埼玉県公立高校共学化問題―男女別学校という選択肢―
  • ドイルの調査に見るホームズの影—2 つの冤罪事件を通して—
  • イギリスにおける日本食の受容—Wagamama成功の要因に関する考察—
  • 感情史から見る特攻—戦争のための愛国心—
  • 浦和レッズの観客動員成功の要因に関する研究
  • 女性のリプロダクティブ・ヘルス/ライツ—中絶をめぐって—
  • 『ナルニア国物語』における女性と戦い—C・S・ルイスのジェンダー表現—
  • 「ハリー・ポッター」シリーズに見るイギリス階級社会
  • アイルランド祝祭日としてのSt. Patrick's Day
  • 過度に「痩せたい」心理―SNSへの投稿から―
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寺本ゼミ

  • 横浜市における創造都市の計画と実践——アートは地域に何をもたらすか——
  • ハリウッド映画におけるアジア人の表象と変遷——日本を軸として——
  • メディアから見るアール・ヌーヴォーの普及と展開——英米日のポスター・定期刊行物——
  • 日本における西洋料理の受容と洋食の誕生
  • 魔女像の歴史的変遷について——宗教・ジェンダー・メディア——
  • 街づくりと景観制度
  • フィンランドにおける幸福度の要因——教育と福祉の視点から——
  • 日西交流史における空白の240年
  • カナダの文化形成における仏英の影響
  • 戦後日本の食文化の変遷とユネスコ無形文化遺産
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中野ゼミ

  • 現代ハリウッドの展望—AIの台頭とストライキ—
  • 21世紀のディズニー世界—真の多様性をめぐる論争—
  • ファッション業界における人種問題—メット・ガラと特別展—
  • プロテストソングから辿る人種差別——アフリカ系アメリカ人の闘い——
  • 表情豊かな世界—手や顔で語る手話とろう文化—
  • 愛されるヴィラン—勧善懲悪からの超越—
  • 未完成の王国の挑戦—従業員・パークにも広がる多様化の波—
  • ディズニープリンセスから見る理想的女性像の変遷
  • BTSの発言力—Stop Asian Hateと国連訪問について—
  • アメリカのジャポニズム—日本美術の海外流出とその影響—
  • ディズニー作品における人種表象の変遷
  • 進化するK-POP—小さな音楽産業から世界のK-POPになるまで—
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墓田ゼミ

  • 日本とパスポート
  • 日本と移民のこれから
  • フィンランド教育の分析—行き過ぎた神格化の実態とは—
  • 孫子の兵法で考える中国外交
  • 若者がもたらす日韓の好感度とイメージ調査
  • 一般市民の参加が加速する情報戦——ロシア・ウクライナ戦争の観点から——
  • 自衛隊の装備変化から考える国防様式の変化
  • 韓国の格差社会
  • 運命を共有する同盟—日米同盟—
  • エネルギーをめぐる国際政治
  • 中国の人口政策とその影響—一人っ子政策がもたらした高齢化社会—
  • 国際人権の発展に向けて——外交という視点から
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樋口ゼミ

  • 日本とミュージカル—2.5次元ミュージカルの海外進出について—
  • 霧社事件と台湾日日新報
  • 香淳皇后と戦後の巡幸 服装に込められた意味に着目して
  • 日本植民地時代の朝鮮人留学生
  • 甘粕正彦と満洲映画協会
  • 日本プロ野球史の転換点と長嶋茂雄
  • 70年大阪万博と日本国民
  • 戦後日本における女装 ―『風俗奇譚』の文化的意義―
  • “核の落とし子“であるゴジラのイメージの国内における変遷
  • 明治時代後期から大正時代の日本の少女雑誌における良妻賢母像
  • 第二次世界大戦後日本における女性と家庭料理~1940年代から1970年代に焦点を当てて~
  • 明治日本における不美人像
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細谷ゼミ

  • 「風の電話」にみる死者との対話—東日本大震災後の霊魂観—
  • 障害者表象と感動ポルノ
  • アメリカにおける「経済的徴兵制」
  • 現代日本におけるファッションタトゥー—若者はファッションタトゥーに何を求めるのか—
  • 知的障害者への自己決定支援—障害者青年学級における調査から—
  • 物語不在のキャラクター—サンリオの人気分析—
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嶺崎ゼミ

  • カンボジア・シェムリアップ州における配車アプリ導入後のトゥクトゥクタクシーの現状
  • 柏レイソルの応援文化とその考察
  • 高齢者施設での「聞き書き」の分析—「介護民俗学」という視点から—
  • 北海道二風谷・白老におけるアイヌ工芸の継承・展望
  • 若者はなぜたばこを吸うのか
  • 多様な立場から「川越まつり」の継承文化を分析する
  • 言葉としての『クィア』を考察する
  • 『千と千尋の神隠し』の英語字幕に見る可能性と限界
  • 少年アニメは誰のための物語か
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