経済学部現代経済学科の「実践ゼミナール」は学科の特徴あるプロジェクト型授業で各クラスそれぞれユニークな取り組みが進んでいます。
今回は、映像制作を通じて地域研究を学ぶクラスを紹介します。全14回の授業を通して、映像制作の基礎を実践的に学びながら、インタビューを軸とした映像作品を制作します。
このクラスを担当するのは、地域のPVからテレビ番組まで幅広く映像を制作する株式会社 Planet Film代表の井上元 講師(非常勤)。さらに、吉祥寺を中心に武蔵野・三鷹の情報を発信する「吉祥寺テレビジョン」編集長で公式キャラクターのテレ吉くんも講師として参加してくれました。
授業の前半では、撮影やインタビューの手法、編集ソフトでの編集方法など映像制作の基本技術を学内で学び、後半は吉祥寺地域へと制作エリアを広げていきます。吉祥寺の歴史や特徴を知り、地域研究として学生たちはそれぞれの興味関心に沿って取材者と構成を検討。実際に吉祥寺の街へ出かけて取材撮影を行い、編集して作品を完成させました。
最終授業日である1月12日(水)に完成した映像の上映発表会が行われました。サンロード商店街、ジャズ喫茶、吉祥寺第一ホテル、吉祥寺かるたなど、吉祥寺の歴史や文化や産業など学生が選んだテーマは多岐に渡ります。インタビューで魅せるなど構成にこだわった作品、音楽やテロップなど映像編集にこだわった作品、どれも細部まで学生のこだわりが詰まった吉祥寺の魅力が伝わる作品に仕上がっていました。
井上講師からは、さらによい映像にするにはという視点で一つひとつの作品に対してインタビュー内容や作品構成などについて具体的なアドバイスがありました。
テレ吉くんは「受講生約18名がそれぞれの表現でその人にしか作れない映像作品を作ってくれたことに感謝しています。これらは吉祥寺の街の記録であり、大変貴重なものとなると思います。学生一人ひとりの力はとても大きく、みなさんの今後の活躍を期待しています!」とコロナ禍で頑張る学生たちにエールを送ってくれました。
完成した映像はYouTube「吉祥寺テレビジョン」で「吉祥伝×成蹊2021」シリーズとして順次アップロードされます。ぜひご覧ください。
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