成蹊学園創立者中村春二が目指した教育理念である「自発的精神の涵養と個性の発見伸長を目指す真の人間教育」を踏まえ、成蹊大学は次のミッションを掲げます。
以上のミッションを達成するため、成蹊大学に適切な学部、学科、研究科、専攻を設置します。それぞれの固有の理念は、学部、学科、研究科、専攻ごとに定めます。
成蹊大学は上記の「理念・目的」を踏まえ、以下の人材育成方針のもとに教育を行います。
教師と学生は
心と心でつながる
成蹊教育は「教師と学生は心と心でつながる」ことを理想としており、大学 開学以来伝統的に行われてきたゼミナール指導教授制を維持発展させ、教員と学生の間に強固な信頼関係を築いていきます。また、全ての学部で卒業論文(ゼミ論文)・卒業研究必修を継続していきます。
本物に触れる教育の推進
勤労の実践、作業教育、実地観察などの奨励が建学以来行われてきましたが、現代においても、教室の中だけでなく自然や現実社会そのものも教材として捉え、フィールドワーク、ボランティア、 留学などによる実体験が持つ教育効果を引き出し、未知のものに積極的に挑む姿勢を育んでいきます。
チーム協働の力
「宇(いえ)は大なり母校成蹊の宇(いえ)」と校歌に歌われるように、「大家族主義」は学校運営の柱になっていました。複雑さを増していく現代社会に適応するために、教員、職員、学生が、互いの立場を越えて相互に協力し、融合教育、共同研究、学び合いなど、全学部ワンキャンパスならではのコラボ風土を醸成 していきます。
成蹊大学は、都心からほど近い、武蔵野の自然を色濃く残す東京・吉祥寺にキャ ンパスがあり、文系・理系の全ての学年が4年間を共に過ごします。所属学部以外の友人との交流や学年を越えた幅広い人間関係を築くことができ、またスポーツ施設や学生会館などの施設も一つのキャンパス内に整っているため、クラブや行事などの課外活動と学業を両立できることも大きな魅力です。
全学部共通の「成蹊教養カリキュラム」や「副専攻制度」、「丸の内ビジネス研修(MBT)」や「EAGLE(グローバル教育プログラム)」などワンキャンパスの特徴を生かしたカリキュラムや学部横断型のプログラムがあり、専門の異なる学生が多様な意見を交わしながら協働して学んでいます。