大学紹介

成蹊大学
東京オリパラプロジェクト

成蹊大学は、公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会と 「2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会大学連携協定」を締結しています。
学内でも様々な事業(オリンピック・パラリンピック学習事業、ルーマニア交流事業、上級ボランティアガイド養成事業、地域情報多言語化事業)が稼働しており、イベントやボランティアを通して学生・教職員が一緒になってオリパラを応援しています。

2020年度活動内容

2021年4月2日

ルーマニア交流事業学生スタッフがルーマニアのパラリンピックアスリートへオンラインインタビューを行いました

2月26日(金)に武蔵野市多文化共生課の協賛で、本学ルーマニア交流事業の学生スタッフ2名がルーマニアパラリンピック委員会のサリー・ウッド・ラモント会長およびルーマニアのパラリンピックアスリートでリオデジャネイロオリンピック視覚障害柔道60キロ級銅メダリストのアレクサンドル・ボロガ選手へオンラインインタビューを行いました。

今回のパラリンピックアスリートインタビューは、準備段階も含め、学生スタッフたちがパラリンピックならびにパラリンピックアスリートに関する知識を習得し、理解を深め、実際にインタビューを行ったからこそ得られるパラアスリートの「生の声」を知ることで、広義において学生がパラリンピックに携わることを目的として行いました。インタビュイーを2019年1月に来日した際に本学学生スタッフ・教職員との交流もあったルーマニアパラリンピック委員会のサリー会長および視覚障害柔道60キロ級のアレクサンドル選手へ依頼し、ご快諾いただいたことにより実現しました。

パラリンピックに関する知識の習得に際しては、各自でインターネット等を活用して情報収集することに加え、順天堂大学の渡正先生に講師をお願いして勉強会を開催し、専門家からの知見や助言も得るなど、質問事項の検討に熟慮を重ねました。また、学生スタッフはインタビュー未経験であったため、過去の様々なインタビュー映像の視聴を重ね、さらに本学で学内新聞を発行している成蹊大学新聞会の学生からインタビューのノウハウを学ぶ等、準備を進めました。

当日は通訳の方に最低限のフォローのみを依頼し、基本的には学生スタッフ自らが英語でインタビューを行い、臨機応変に日本語を織り交ぜながら内容を発展させていきました。 インタビュー開始直後は緊張している様子の学生スタッフでしたが、質問を重ねるにつれて緊張がほぐれていき、回答に対する自分の意見を述べる等、約1時間15分間の充実したインタビューになりました。
内容を凝縮したインタビュー映像作成にあたっては、字幕を付ける際の翻訳作業に学生スタッフも参加しながら編集を行いました。コロナ禍での柔道の練習方法や東京パラリンピックの注目ポイント等、見どころ満載の動画となりました。

武蔵野市はルーマニアのホストタウンです。武蔵野市にキャンパスを構える成蹊大学も市と連携して様々な交流事業を行っていきます。

2021年4月2日

第3回日本パンフルートフェスティバルにルーマニア交流事業学生スタッフが参加しました

成蹊大学ルーマニア交流プロジェクト内には、ルーマニアの民族楽器パンフルートの演奏を学び、その魅力を発信する活動があります。パンフルートは世界でもっとも古い楽器の一つです。材質は主に竹で、長さの違うパイプを束ねて留めただけという大変シンプルな作りとなっており、息の量や吹き方、楽器の傾きなどにより、音程を調節する楽器です。

このパンフルートの活動は、2019年12月7日(土)の武蔵野市国際交流会(MIA)の「国際理解プログラム- ルーマニア民族楽器のお話&ワークショップ」にボランティアとして参加した学生スタッフの発案により始まりました。 学生スタッフたちはこのワークショップ講師の櫻岡史子先生の指導のもと、新型コロナウィルス感染拡大が深刻になる前は対面でのレッスンを、感染拡大後はオンラインでのレッスンを重ねてきました。

以前お知らせした日本ルーマニアパンフルート協会主催「第3回日本パンフルートフェスティバル」 が2020年12月13日(日)にオンラインで開催され、パンフルートの活動を続けてきた本学の学生スタッフが参加しました。フェスティバルでは、「世界のパンフルート奏者達からの贈り物」というプログラムで、世界一流のパンフルート奏者の演奏を鑑賞したり、日本にいながら海外プロ奏者にレッスンをしていただいたりというオンラインならではの企画もあり、パンフルートの練習に励む学生スタッフにとって非常に貴重な経験となりました。
当日は「ルーマニアオンラインツアー」も催され、ルーマニアの文化や魅力に触れることで、ルーマニアやパンフルートへの学びを深める良い機会となりました。 なお、パンフルート活動についての記事が、武蔵野市がルーマニアやホストタウン事業の情報を発信している「モモイロペリカン通信」に掲載される予定です。

武蔵野市はルーマニアのホストタウンです。武蔵野市にキャンパスを構える成蹊大学も市と連携して様々な交流事業を行っていきます。

2021年1月18日

ルーマニアのブラショフ市にある「日本武蔵野センター」の学生とルーマニア交流事業学生スタッフのオンライン交流会が行われました

1月4日(月)ルーマニアのブラショフ市にある「日本武蔵野センター」で日本語を学ぶ学生とルーマニア交流事業の学生スタッフとの交流活動がオンラインで行われました!この交流会は、学生スタッフが意見を出し合い、日本武蔵野センターの学生の希望も取り入れてプログラムを計画し、年末年始を通して準備したものです。

当日は、お互いの国の魅力や文化についてのプレゼンテーションや、ブレークアウトルームを活用したフリートーク等で交流を深めました。プレゼンテーションではお互いの学生が興味を持っていることをテーマに発表を行いました。本学の学生スタッフは「クリスマス・年末年始の過ごし方」「日本の若者言葉」「日本の魅力」をテーマに、日本武蔵野センターの学生は「クリスマス・年末年始の過ごし方」「大学・高校の学生生活」をテーマに発表を行いました。「日本の若者言葉」の発表では、初めて聞く言葉に日本武蔵野センターの学生が興味を持ち、使用例を実演するなど盛り上がりました。また、全体を通じて話すスピードやスライドにふりがなや英語を記載する等、聞き手に配慮をした工夫が見られました。
フリートークでは1グループ約6人で自分の好きなお菓子の発表や、お互いに興味を持っていることについて質問をする等の交流を行いました。
お互いに緊張をしながらも日本語で会話をし、通じない部分は英語で補ったり通訳をし合いながらの交流となりました。

また、交流会の最後には、ルーマニアの民族楽器であるパンフルートを練習している学生スタッフ3人が11月に「日本ルーマニアパンフルート協会」の発表会で演奏した音楽の動画を鑑賞し、非常に有意義な交流となりました。

武蔵野市はルーマニアのホストタウンです。武蔵野市にキャンパスを構える成蹊大学も市と連携して様々な交流事業を行っていきます。

2020年12月18日

東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会からゲストを招いてオンライン講義を行いました

成蹊大学では、公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会(東京2020組織委員会)と連携協定を結んでいます。このたび、大学連携出張講座プログラムの一環として、文学部国際文化学科の専門科目「国際文化論」(担当:川村陶子教授)に組織委員会スタッフの加藤貴也(かとう・たかや)氏をお招きし、「オリンピック・パラリンピック文化とキャリア形成」というテーマでオンラインのゲスト講義を行いました。 講師の加藤氏は、三井住友銀行に入行後、2018年10月に東京2020組織委員会へ出向、現在は企画財務局アクション&レガシー部アクション&レガシー課文化チームに所属されています。

ゲスト講義では、加藤氏が企画運営に取り組まれている「文化オリンピアード」に関するお話の後、ご自身の経験をもとにしたキャリア形成へのアドバイスをいただきました。 文化オリンピアードはオリンピック憲章に規定されたオリンピックの正式プログラムです。東京2020組織委員会では2017年以来、同プログラムの枠で15万件もの文化事業を実施してきました。2020年4月からは東京2020大会開幕を祝う「東京2020 NIPPONフェスティバル」を計画していましたが、感染症拡大のため直前に中止を余儀なくされました。現在は、来年に延期された東京2020大会開催に向けて、オンライン等可能な形でフェスティバル実施を模索しています。

講義前半では、オリンピックにおける教育文化事業の位置づけ、多数のスポンサーからの出向者がチームとして働く職場環境、伝統文化からポップカルチャーまで幅広い分野で行われた参画プログラムの様子、今春から実施されるはずだった東京2020 NIPPONフェスティバルの内容などを紹介していただきました。
講義後半では、講師ご自身の学生時代や銀行でのリクルーター経験をふまえ、就職活動のポイントを教えていただきました。トップ企業から東京2020大会の企画運営へという加藤氏のキャリアは、自分に向き合う姿勢と前向きな努力に支えられています。熱い思いのこもった言葉、具体的で説得力あるアドバイスは、コロナ禍の中で就職活動を控えた学生たちに大きな励みとなりました。

ゲスト講義を通じ、受講者はコロナ禍の中で文化オリンピアードが抱える困難と今後の展望について考えるとともに、自身の人生設計へのヒントをつかむことができました。授業後のリアクションペーパーでは、「来年は東京2020大会が無事開催され、私も文化的な活動に参加できたらと思った」「日本の文化を知ることを大切にしていきたい」「就職活動を頑張ろうという気持ちになった」といった感想が多く寄せられました。

2020年12月12日

【ルーマニア交流事業】ルーマニア交流事業学生スタッフがルーマニアの民族楽器パンフルートの発表会に参加しました

成蹊大学ルーマニア交流プロジェクト内には、ルーマニアの民族楽器パンフルートの演奏を学び、パンフルートの魅力を発信する活動があります。これは、2019年12月7日(土)の武蔵野市国際交流会(MIA)の「国際理解プログラム- ルーマニア民族楽器のお話&ワークショップ」にボランティアとして参加した学生スタッフの発案により始まった活動です。

パンフルートは世界でもっとも古い楽器の一つです。材質は主に竹で、長さの違うパイプを束ねて留めただけという大変シンプルな作りとなっています。息の量や吹き方、楽器の傾きなどにより、音程を調節する楽器です。

その後、上記のワークショップの講師をされた櫻岡史子先生の指導のもと、新型コロナウィルス感染拡大が深刻になる前は、対面でのレッスンを、深刻になった後はオンラインでのレッスンを重ねてきました。

2020年11月14日(土)に日本ルーマニアパンフルート協会主催「第1回 さくらりパンフルート発表会」が開催される運びとなり、パンフルートの活動を続けてきた本学の学生スタッフもここに出演し、これまでの成果を発表する機会を得ました。 発表会は、新型コロナウイルス感染拡大の状況を鑑み、無観客で、出演者と関係者のみでおこなわれました。学生スタッフの出演にあたっては、この発表会での感染防止策や、本番直前の対面でのリハーサルにおける感染防止策を本学健康支援センターに提出し、対策が十分であることを確認するなど、細心の注意を払いました。

学生スタッフは、全員パンフルートを触ったこともない、という状態からの出発。しかも、活動が始まってすぐに新型コロナウイルス感染症拡大の影響により対面レッスンからオンラインレッスンに切り替わりました。学生スタッフによれば、オンラインのレッスンは「他の人が吹いているときにミュートにすることで自分も練習ができるというメリットがある一方、合わせて練習ができないというデメリットもある」とのこと。「合奏」ですので、音程やタイミングを合わせることは不可欠で、オンラインではこの部分が難しいそうです。学生スタッフは、わずか2回の本番直前の対面レッスンに加え、2台のPCを使ってオンラインと対面を組み合わせたハイブリッド・レッスンを行いました。音楽活動の「ニューノーマルの創造」にも貢献したと言えましょう。
制約が多い中での出演でしたが、指導の櫻岡先生からも「素晴らしい演奏だった」と誉めていただくことが出来ました。

武蔵野市はルーマニアのホストタウンです。武蔵野市にキャンパスを構える成蹊大学も市と連携して様々な交流事業を行っていきます。

2020年11月20日

体育会水泳部が武蔵野市主催の「Sports for All 水球2020」のサポートを行いました

体育会水泳部が11月15日(日)から配信開始された武蔵野市主催のイベント「Sports for All 水球2020」の運営・撮影サポートをしました。

毎年水泳部が企画・運営補助をしている「Sports for All水球」は、水球日本代表をゲストに迎えゲストトークやデモンストレーションを行い、実際に参加者にアクアゲーム(水球を簡略化したもの)を体験してもらうなど水球の魅力を伝えるイベントです。
5回目となる今年は新型コロナウィルス感染防止の観点からYoutube上でのオンライン配信イベントとして開催されました。

今回水泳部は武蔵野市とともに動画の構成検討段階から参加し、動画本編の日本代表選手へのインタビューやシュートシーンは本学の南プールにて撮影を行いました。撮影当日は部員が撮影補助するとともにエキストラ出演という形でも協力しています。 水球の面白さや見所が詰まった動画を是非ご覧ください!

動画はこちら

2020年10月29日

【ルーマニア交流事業】ルーマニアのオンライントリップ(第2回)にルーマニア交流事業学生スタッフが参加しました

2020年10月2日(金)、成蹊大学ルーマニア交流プロジェクトの学生たちが「ヴォイカさんと一緒に覗いてみよう!Nr 2 .ルーマニアの秋あふれる裏庭&学問都市より ~ヤシ編~」に参加しました。2回目のヴァーチャル旅行もとても楽しいものでした。

今回はルーマニア北東尾の学問都市ヤシが舞台。 まず、この地に住む案内役のヴォイカさんが、ご自宅のキッチンでルーマニアの料理を紹介してくれました。食材の多くはヴォイカさんの裏庭で採れたもの。その裏庭も案内していただだきました。くるみの木、アカシアの木がしげり、葡萄棚もあります。驚いたことにハチの巣箱もあり、ハチミツも自家製。にわとりも飼っています。学生たちからは、「自然と一緒に暮らせる生活は素敵」「憧れます」などの感想が寄せられました。学生たちが一番気になったのは、ムストという、この時期にしか飲めない発酵中のブドウジュース。とても美味しそうでした。

続いて大学の建物が続く大学通りを案内していただきました。新学期が始まるこの時期、例年なら学生たちで溢れかえっているそうですが、今年はルーマニアもコロナ感染拡大の影響でオンライン授業も多いそうで、大学生の数は少なめ。それでも、新学期のためにヤシに戻ってきた学生たちが、三々五々キャンパスに向かっていました。

コポウ公園にも連れて行っていただきました。コポウ公園は非常に広く、季節ごとに植え替えられるという花が美しく印象的でした。ルーマニアの国民的詩人の詩碑も案内していただきました。 ルーマニアでは花を贈り合う習慣があるそうで、大学通りの停留所には花屋さんが数多くありました。学生たちからは「花屋さんの数の多さに驚いた」「花で気持ちを伝え合う文化はとても素敵だと思った」などの感想が寄せられました。

今回も、主催者である川上Lれい子先生(明治大学リバティアカデミー・ルーマニア講座・講師)に歴史的・文化的な背景を解説していただき、ルーマニアへの理解がまた一つ深まったように思います。 学生たちは「すっかり秋模様で前回とはまた違った雰囲気」のルーマニアを見せていただき、食文化についてもさらに知ることができ、「ますますルーマニアに行きたくなった」ようです。

武蔵野市はルーマニアのホストタウンです。武蔵野市にキャンパスを構える成蹊大学も市と連携して様々な交流事業を行っていきます。

2020年10月1日

【ルーマニア交流事業】ルーマニアのオンライントリップに学生スタッフが参加しました

2020年8月29日(土)、成蹊大学ルーマニア交流プロジェクトの学生たちが「ルーマニアのオンライントリップ♪ Nr 1 .ヴォイカと夏休み~世界遺産の修道院そばのゲストハウスより~ Bună dimineața! din Vatra Moldovitei (モルドヴィッツァ村よりおはよう)」に参加しました。

まず、ルーマニア人のヴォイカさんが、前日宿泊したゲストハウスの朝食を紹介してくれました。たっぷりの野菜、チーズ、ジャムがとても美味しそう。学生たちからは「同じ食材でも加工の仕方が違う点が面白い」「羊の乳を使ったものなど、チーズの種類が豊かで驚いた」「神木というモミの木をチーズの薫製にも使うのに驚いた」などの感想が寄せられました。もみの木で建てられたゲストハウスは「内装も外装も細かいところまでデザインされていて美しく、いたるところに彫られた太陽や自然をイメージした彫刻は印象的で温かさを感じる」(学生の感想より)ものでした。

ゲストハウスを案内してもらった後、徒歩ですぐのところにあるモルドヴィッツァ修道院を案内してもらいました。1532年に建てられたという修道院は「歴史や神聖さが感じられる」(学生の感想より)壁画がとても美しく、また、修道院ではちょうど屋外でのミサが行われていて、「オンラインならではの体験をすることが出来て良かった」(学生の感想より)です。 修道院の入り口付近の民族衣装のお店も案内してもらいました。民族衣装には繊細な刺繍がほどこされとても美しく、「布の降り方に動物に因んだ名前がついている点が面白かった」(学生の感想より)です。

この地方や修道院の文化的・歴史的背景については川上L.れい子先生が解説してくださいました。また、現在のルーマニアの新型コロナウィルスの流行の状況などについても解説していただきました。ルーマニアでは、今も、毎日、1000人規模の新規感染者が報告されているそうですが、この地方は自然にあふれ、広々とした空間が広がっているため、旅行も可能だそうです。これまでは映画・コンサートも野外のみでしたが、9月1日から屋内での上演も可能になるとのこと。 新型コロナウィルス の流行で、ルーマニアでも日本でも様々な活動に制約が加わっていますが、こうした取り組みの可能性も改めて認識する貴重な機会になりました。参加した学生たちは「現地の様子をライブで映してもらうことで、人々の雰囲気も伝わってきて、十分に楽しめた」とのことでした。

武蔵野市はルーマニアのホストタウンです。武蔵野市にキャンパスを構える成蹊大学も市と連携して様々な交流事業を行っていきます。