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経済学部現代経済学科 夏期集中講義「実践ゼミナールB」が実施されました

2022年10月04日

教育・研究

経済学部現代経済学科の「実践ゼミナール」は学科の特徴あるプロジェクト型授業で、各クラスそれぞれユニークな取り組みが進んでいます。9月8日(木)、9日(金)、12日(月)、13日(火)、16日(金)の5日間の日程で開催された夏期集中講義「実践ゼミナールB<3>」を紹介します。

この授業を担当するのは、昨年に続き一般社団法人フラットデザインの代表理事である舟木公一郎講師(非常勤)です。舟木講師は、武蔵野市緑町、グリーンパーク商店街界隈の通称「武蔵野MIDTOWN」において、シェアキッチンMIDOLINO_やシェアオフィス公苑前オフィスを拠点に、公園や商店街といった公共的空間の魅力向上など、現代にフィットする「共同体のデザイン」を描きながらリノベーションまちづくりを実践されています。

舟木講師が実践している武蔵野市緑町でのリノベーションまちづくりの実例を通して、地域自治を学ぶことから始まり、公共的空間活用の可能性を考えた社会実験の企画を立て実施するというのが今回の集中講義の内容です。教室での座学のあと、まず、フィールドワークとして、有限責任事業組合まちぐるみ公務店の野菜出張販売(官民連携プロジェクト@UR団地)やシェアキッチンMIDOLINO_、公苑前プロジェクトを視察。

次に4名ずつ3チームに分かれて社会実験を企画しました。野菜出張販売時に交流しながら地元の珍しい野菜についての情報や調理方法をお伝えして購入を促進する「交流ベジタブル」、「スマホで家族と繋がろう」と題して高齢者へのスマートフォンの使い方相談会、武蔵野についてのアンケートの実施および武蔵野のあるある話を記入してもらう「人をつなぐ掲示板」を準備し、最終日に実施しました。

計画どおりにならなかったことや予想できなかったことなど反省点がありつつも、実際に足を運んで、目で見て、考えた企画で地域の方々と交流できたことは、学生たちにとって確かな手ごたえが得られ、自信につながったようです。

舟木講師は「この講義で学び、短い期間で集中して考え、社会実験を実施した経験は小さな一歩。社会にはたくさんの課題があり、フィールドも様々あるので、授業に限らずぜひ挑戦してほしい。この授業での経験が卒業後に社会に出て何かを実行するきっかけになることを願っている。」とおっしゃっていました。

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