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文学部芸術文化行政コースで「成蹊アートプロジェクト2024」の企画説明会を開催

2024年02月29日

お知らせ

文学部の芸術文化行政コースは、官民における芸術文化振興の担い手を育成することを目的として2020年4月に開設されたコースです。行政やNPOによる芸術文化振興の実務を学ぶとともに、芸術文化を通じてさまざまな人たちが共生できる社会を考えていきます。

1月17日(水)に、芸術文化行政コース3期生による「成蹊アートプロジェクト2024」の企画説明会が行われました。
説明会では、3期生たちが、芸術文化行政コースの概要、これまで学んできた内容や取り組んできたプロジェクトについて説明するとともに、「多文化共生」と「国際理解」をテーマに武蔵野市国際交流協会(MIA)と取り組む「成蹊アートプロジェクト2024」の企画についての発表を行いました。

「成蹊アートプロジェクト2024」では 、展示やトークイベントが行われる予定です。

成蹊大学文学部芸術文化行政コース第3期生成果発表会
■成蹊アートプロジェクト2024 展示概要
日付 : 2024年7月6日(土)~7日(日)
時間 : 11:00~19:00(予定)
場所 : 吉祥寺美術館
展示内容 :
・「日常」をテーマとした映像作品を、武蔵野市在住の海外にルーツをもつ方と成蹊大学生で共同制作を行う。
・制作した映像作品を吉祥寺美術館で展示。

学生たちは、これまでの取り組みの中で武蔵野市の多文化共生についてさまざまな側面から学び、考察してきました。今回のアートプロジェクトは、武蔵野市民として武蔵野市で生活を営む日本にルーツのある住民と海外にルーツのある住民が、お互いの文化の違いを理解・尊重しながら、支え合っていくことを目標として進められています。

7月7日(日)にはトークイベントも開催されます。
■トークイベント
日付 : 2024年7月7日(日)
時間 : 未定
場所 : 武蔵野公会堂
登壇者 :
・楊淳婷先生(東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科特任助教)
・友政麻理子さん(美術家/映像作家)
・川村陶子教授(成蹊大学文学部国際文化学科教授)
・武蔵野市国際交流協会(MIA)関係者、成蹊大学生 (予定)

こちらのトークイベントでは、展示についての解説を行うとともに、武蔵野市における多文化共生や国際理解のあり方について登壇者の方々とディスカッションをする予定です。

今回のプロジェクトでは、国籍や出身に関わらずみんなが同じ市民であるという意識を共有できるようになることを目的として、学生たちは展示に取り組んでいきます。
映像作品の展示の他に 、参加者から寄せられた感想やメッセージを付箋に書いてもらい、それらを使って武蔵野市の形を作る企画なども検討されています。また、ウェルカムボード、各作品のキャプション、イベント告知用のフライヤーなどすべて学生たちが制作します。

企画についての発表の後には、今回のプロジェクトにアドバイザーとしてご参加いただく東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科特任助教の楊淳婷先生と、学生たちと共にプロジェクトに取り組んでいただいている武蔵野市国際交流協会の村田敦史さんより学生たちへこれから展示の準備を進めていくにあたってのアドバイスをいただきました。

授業を担当する槇原客員講師は、「このプロジェクトは「人」に対して発信されるということを常に意識して、自分が発するメッセージが相手にどのような印象を与えるか考えながらプロジェクトを進めていきましょう。また、東京には数多くの美術館があり様々な展示を行っているので、ぜひ春休み中にいくつかの展示会を回って、展示物やキャプションをじっくり見てプロジェクトの参考にしてください。」とお話されました。

「成蹊アートプロジェクト2024」については詳細が決まり次第、大学ホームページ等でお知らせします。今後の芸術文化行政コースの取り組みに、ぜひご期待ください。