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文学部現代社会学科「メディア・リテラシー演習B」の履修生が制作したラジオ番組が放送されます

2024年07月13日

メディア掲載

文学部開講科目「メディア・リテラシー演習B」の履修生が株式会社エフエムむさしのの協力を得ながら制作したラジオ番組が、武蔵野市のラジオステーションである、「むさしのFM(78.2MHz)」で7月19日(金)14:00~15:00に放送されます。番組はインターネットでも同時配信され、全国で聴くことができます。是非、お聴きください。

今年度で第13回を迎える「メディア・リテラシー演習B」はラジオ番組制作を行う授業です。
今回の統一テーマは、「東京・武蔵野・吉祥寺の100年」です。
100年前の1924年は、成蹊学園が池袋から吉祥寺に移転した年であり、創立者中村春二先生が逝去された年でもあります。そして、1923年に関東大震災が発生し、東京の復興が始まる年です。ラジオ放送開始の年である1925年の前の年でもあります。

履修生たちは、東京・武蔵野・吉祥寺の100年の変化を学び、「自然」と「食育」という2つのテーマにフォーカスしてラジオ番組を制作しました。

<録音番組(1)>『武蔵野の緑――これまでの100年これからの100年――』

 100年前の武蔵野市は森林があり、田畑が広がり、今とは比べものにならないくらいの自然に恵まれた土地でした。この100年前の1924年、成蹊学園は吉祥寺に移転して、ケヤキを植樹しました。今、ケヤキは武蔵野市のシンボルになっていますが、一方で都市化が進んだことによって昔の武蔵野市の自然は姿を変えつつあります。武蔵野市の自然はどのように変化してきたのでしょうか。武蔵野市の成蹊学園、および、武蔵野市の自然環境の保全、調査をされている方々にお話をうかがいながら、このことを考えます。

<録音番組(2)>『今日の食卓に武蔵野市内産野菜を添えてみませんか?』

 100年前の1924年、成蹊学園は今日でいうところの「給食」を開始しました。同年、「三浦屋」が吉祥寺で生まれ、1953年に「給食」事業に乗り出しました。どちらも1954年の学校給食法が制定される前のことです。武蔵野市の「食」をとおした教育はどのように生まれて、どのように続いてきたのでしょうか。武蔵野市の成蹊学園、および、「食」にかかわる事業に取り組んでいる関係者に過去・現在・未来の「食」についてうかがいながら、この問いの答えを見つけます。

<生放送番組>『学長と語る! 教育と日本語の100年』

 1924年に成蹊学園が吉祥寺に移転したころ、文学者たちも武蔵野地域に魅了され、武蔵野地域を描写した作品を生み出していました。1901年、国木田独歩は『武蔵野』を刊行し、武蔵野地域の森林の美を称賛しました。成蹊学園も文学者たちも武蔵野地域になぜ魅了され、どのような教育、日本語表現を生み出したのでしょうか。また、100年後、大学、および、日本語表現はどうなるのでしょうか。日本語学がご専門で、成蹊大学の学長である森雄一先生をゲストにお招きし、教育、日本語表現の100年について考えます。

▶番組の聴き方
ラジオ番組は下記の①②いずれかの方法で聴くことができます。
①武蔵野市内はFMラジオで聴けます。周波数は78.2MHzです。
②下記のむさしのFMのサイト上にある「サイマルラジオ」をクリックすると聴けます。
https://www.musashino-fm.co.jp/

▶放送日
・放送日時:
7月19日(金)14時00分~14時59分
(録音番組:14時00分~14時39分、生放送番組:14時39分~14時59分)

・出演者・制作者:
飯塚匠さん(文学部現代社会学科4年生、録音番組(2)制作、生放送番組ナレーション)
西山真優さん(同3年生、録音番組(2)・生放送番組ナレーション)
市川晃菜さん(同3年生、録音番組(2)制作)
五十嵐麻衣さん(同2年生、録音番組(1)ナレーション)
池ヶ谷建祐さん(同2年生、録音番組(1)制作)
上村祐葵さん(同2年生、録音番組(1)制作)

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