成蹊大学2020東京オリパラ・プロジェクト・ルーマニア交流事業の活動の一つであったパンフルートグループは、2024年4月より、学生届出団体(サークル)として新たにスタートしました。
このルーマニア交流事業は2020東京オリパラで武蔵野市がルーマニアのホストタウンであったことから、武蔵野市と連携しつつ、成蹊大学独自の活動も多彩に繰り広げよう、というものでした。ルーマニアの伝統楽器パンフルートの演奏を通じ、この楽器の魅力やルーマニアの魅力を伝えていくというパンフルートグループの活動もその一つです。
本学在学中このパンフルートグループに所属していた法学部22年卒の加藤由布子さんが、去る2024年7月21日に開催された第31回韓国パンフルートコンクールで見事3位に入賞しました。加藤さんは卒業後も社会人として活躍しながらパンフルートを続け、現在は東京音楽大学社会人特別講座パンフルート専攻で学びつつ、現役学生の練習にも時々顔を出してくれています。
パンフルートグループをご指導くださっている咲久徠史子先生によれば、「日本人が韓国のコンクールに出場するのは初めてのことです。韓国でも成蹊大学パンフルートグループの活動は注目を集めています」とのこと。
加藤さんは在学中のことを振り返り、ルーマニア交流事業で「パンフルートという楽器に出会い、卒業後も続けることができていること、とても嬉しく思います」、そして、このプロジェクトを通じ「新しいことを一から始める楽しさと難しさや企画の進め方なども学ぶことができ、大きく成長できたと感じています」と語ってくれました。加藤さんはパンフルートグループを立ち上げたメンバーの1人でもあります。
第31回韓国パンフルートコンクールには、加藤さんの他にも在学生1名、卒業生1名が参加し、素晴らしい演奏を披露しました。現在、成蹊大学パンフルートグループでは、咲久徠史子氏の指導を受け5名の学生が、欅祭などでのコンサート、そして来年のコンクールに向けて日々練習に励んでいます。
(左から3番目)加藤由布子さん