理工学部理工学科 竹囲 年延 准教授(専門分野:ロボット工学) に成蹊大学 リーディングリサーチャー(Seikei University Leading Researchers)の称号を付与しました。
「成蹊大学 リーディングリサーチャー(Seikei University Leading Researchers)」の称号は、大型戦略的研究資金制度の研究代表者で、本学の教育、研究及び社会貢献の推進に先導的な役割を担う本学の現役の専任教員に対して付与するものです。
付与対象者 | 竹囲 年延 |
付与期間 | 2025/03/05 ~ 2027/03/31 |
付与理由 | 以下の研究代表者として、研究を推進しているため。 |
日本学術振興会 基盤研究(B) (期間:2024/4/1~2027/3/31) ヒトの微小な触感を増幅するシート型コンプライアントメカニズムのトポロジー最適化 |
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日本学術振興会 挑戦的研究(萌芽) (期間:2023/4/1~2025/3/31) 脳波計を使ったなぞり触感を増幅するデバイスの機能評価とその技の解明 |
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研究内容 | 金属表面などを指先でなぞる際に、指の腹と金属表面の間に厚さ数ミリの構造物(通称:Touch Lens)を挟むだけで、使用者のなぞり触感が大きく増幅し、金属表面に不意にできた微小な凹凸を発見しやすくなることが分かっている。この現象の興味深い点は、電気や電動機を使う必要がないこと、および、人間の触覚の錯覚現象を利用していることである。本研究では、よりなぞり触感の増幅効果を生み出すために、Touch Lensに適した構造の特徴を明らかにする。また、触感の増幅効果を脳波計を用いて客観的に評価する方法を明らかにする。工業製品の表面検査の効率化や新しい触覚センサの開発などが期待されている。 |
今回の称号付与に際して、竹囲 年延 准教授は「このたび成蹊大学 リーディングリサーチャー(Seikei University Leading Researchers)の称号を授かり大変光栄に存じます。これからも身近に起きている現象に着目し、一隅を照らすような基礎研究と応用研究を目指していきます。どうぞよろしくお願い申し上げます。」と話しています。