News & Topics

News & Topics

2024年度第8回SD研修会を実施しました

2025年03月28日

お知らせ

成蹊大学では、教育活動の高度化をはじめとする大学運営業務をより適切かつ効果的に行えるよう、教職員が必要とする知識・技能の習得及び向上をめざして、SD(Staff Development)研修会を実施しています。

今回は2025年3月26日(水)に、変革期にある入試制度に関する講演を 大久保陽造氏(YZソリューションコンサルティング 代表)から 「変革期にある入試概況(首都圏私大に及ぶ「年内学力入試」の影響)と新課程の高校現場」 というテーマで教職員に対してご講演いただきました。

はじめに、新学習指導要領で学ぶ受験生に対応する高校及び大学が抱える課題の説明があり、予測されていた18歳人口の減少に伴う志願状況の変化や年内入試における基礎学力評価型入試に関しての様々な議論など、2025年に実施された入学者選抜の概況が解説されました。続けて、今後の大学入試の展望と学生募集のポイントについて、総合型選抜や探究学習支援における他大学事例の紹介を通じて説明があり、2025年は変化の過渡期であり、今後は多くの大学が高校教育の様々な課題を考慮しながら、新たな入学者選抜のあり方を検討する必要があることや、組織として様々な可能性を考慮しながら対応策を講じなければ受験生及び入学者確保が難しい時代が到来する、といった解説がありました。

今回は本学の教職員70名の参加がありました。質疑応答では「年内入試をめぐる直近の動向予想」や「他大学での好事例」、「受験科目数の軽減と基礎学力評価のバランス」などの質問に対しての回答があり、講義および質疑応答を通じて、入試方式の現状・傾向と今後の入試施策のあり方を考える貴重な機会となりました。