成蹊大学では、教育活動の高度化をはじめとする大学運営業務をより適切かつ効果的に行えるよう、教職員が必要とする知識・技能の習得及び向上をめざして、SD(Staff Development)研修会を実施しています。
今回は5月7日(水)に、2025年から2031年における第4期機関別認証評価に関して、公益財団法人大学基準協会 評価研究部 企画・調査研究課 加藤 美晴氏に講師を依頼し、「第4期認証評価の制度設計と内部質保証の実質化について」というテーマで教職員に対する研修会を実施しました。
はじめに、大学評価に関する概要、大学基準の構成等を含めた基礎知識に関する内容の説明があり、第4期機関別認証評価(2025年~2031年)における改革の方向性、評価の内容及び評価の方法に関するポイント等について解説がありました。
続けて、各大学が実施する内部質保証及び自己点検・評価に関して、基礎的な知識の説明に始まり、優良な取り組みの事例紹介がありました。また、第4期認証評価に向けた留意点に関する説明を通して、第4期認証評価は評価の実質性を高め大学の教育改革を促進する枠組みとなっており、自己点検・評価を通じて、教育の質及び学習成果を継続的に高めるプロセスとして活用されることが期待される、といった解説がありました。さらには、各大学が現状や将来像、強みや課題点を特定し、教職員が教育の改善・向上に向けて前向きな視点を持って議論を行うことが重要になると付言がありました。
今回は本学の教職員36名の参加があり、質疑応答では活発な意見交換が行われ、第4期認証評価の方向性や留意点を理解するだけでなく、今後の取り組みを考える貴重な機会となりました。