2025年7月15日(火)、経営学部の講義「ベンチャー・ビジネス」と「競争戦略」(担当教員:浜松翔平教授)において、キッコーマンこころダイニング株式会社の茶谷良和氏(代表取締役社長)と田口由紀子氏(吉祥寺店マネージャー)をゲスト講師としてお迎えしました。キッコーマンこころダイニングは、キッコーマン株式会社から生まれた社内ベンチャー企業で、現在は吉祥寺にアンテナショップを構えています。
「ベンチャー・ビジネス」の講義では、ゼロから事業を立ち上げるスタートアップとは異なる「社内ベンチャー」という形での起業プロセスや、企業内でのイノベーション創出の実際について、茶谷氏がご自身の経験をもとに語ってくださいました。
また、「競争戦略」の講義では、田口氏より、主力商品「サクサクしょうゆアーモンド」の開発背景と差別化戦略についてご講演いただきました。話題となったユニークな商品がヒットした後、競合他社が類似商品を展開するなかで、どのように独自の価値を際立たせ、顧客の支持を維持してきたのか。現場の視点から語られる実践的な戦略に、学生たちは熱心に耳を傾けていました。
講義の後半には、実際に「サクサクしょうゆアーモンド」の試食を交えながら、質疑応答の時間が設けられました。「事業が軌道に乗ったと感じた瞬間は?」「ネーミングの裏側にある意図とは?」といった質問が次々と飛び交い、講義終了後も熱心な対話が続きました。
▶「ベンチャー・ビジネス」はベンチャー企業の事例をもとに、ベンチャー・ビジネスの基礎理論と実務の両面を学ぶ講義です。ゼロから事業を立ち上げるスタートアップ企業や、社内ベンチャーなど、現実の課題に対して理論がどのように適用されるかを学び、起業や新事業に興味を持つきっかけを提供します。
▶「競争戦略」では、競争優位を築くための「差別化」に焦点を当て、自社の価値を顧客にどう届けるかを学ぶ講義です。現実の課題に対して理論がどのように適用できるかを理解する機会として、実際の企業の事例をゲスト講師から複数回にわたって紹介し、理解を深めていきます。
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