障がい学生支援に関する基本方針に基づき、障がいのある学生が障がいのない学生と平等に学修できる機会を確保します。
障がいを理由に生じる修学・学生生活・進路上の困難を一緒に整理しながら、必要な支援や配慮が得られるようにコーディネートや助言を行っていきます。
修学上の合理的配慮は、学生の希望に基づき、関係教職員と連携のうえ、学内における適切な配慮の提供がなされるよう学生サポート運営員会において協議をすすめていきます。
合理的配慮とは
障害のある学生が、障害のない学生と平等に「教育を受ける権利」を確保するために、大学が必要かつ適当な変更・調整を行うことです。
成蹊大学では、学生サポート運営委員会において、配慮内容の適切さや妥当性が検討されるとともに、体制面・財政面において過度の負担とはならないか検討することになりますが、建設的対話を大切に、よりよい学びを目指します。
障がい学生とは
視覚障がい、聴覚障がい、肢体障がい、内部障がい及び発達障がいを含む精神障がいにより、継続的に修学または学生生活に相当な制限を受ける状態にある者です。
個別に、状況(環境)と障がいをアセスメント(必要な情報を伺ったり、検査等を行うことにより理解を深めていくこと)したうえで、学生と大学(関係教職員)の話し合いを行い、支援方法を考えていきます。下記はその一例です。
<支援例>
視覚障がい
音声読み上げなどの支援機器の利用、提出方法の変更、座席位置指定など
聴覚障がい
ノートテイク、座席位置指定、補聴器利用のための専用マイクの装着依頼など
肢体障がい
提出方法の変更、別室受験、拡大用紙、解答方法の変更、時間延長、持ち込み物許可など
内部障がい
途中入退室、提出課題の期限延長、授業の遅刻・入退室の配慮、欠席時の資料提供・課題の再提出など
発達障がい
スケジュール管理、履修支援、課題等の整理・伝達など
精神障がい
授業の遅刻・入退室の配慮、欠席時の資料提供・課題の再提出、発表形態の変更、グループワークでの配慮など
スマートペン
ノートに書くだけで、文字や絵、音声を正確に記録し、再びタップするだけで音声を再生できます。
ノイズキャンセリングイヤホン
周囲の騒音そのものをコントロールすることはできませんが、騒音が耳に届くレベルはコントロールできます。
入学が決まったら、早めにご相談にいらしてください。
学生生活に支障のある心身の症状、病気、困り感のある方、学びたいのにそれが叶わず困っていて支援を希望する方は、まず相談してください。
支援申請に迷われている方や、障がい者手帳や診断書を持っていない場合でも、ご相談は可能です。
障がいを理由に生じる修学・学生生活・進路上の困難を一緒に整理しながら、
必要な支援や配慮が得られるようコーディネートや助言を行います。それに基づき支援申請をします。
支援原案を作成します。
配慮内容について、各学部(各研究科)が十分に検討を重ね、
学生サポート運営委員会で決定されます。
不服の場合、話し合いや申し立てができます。
支援を受けている(受けたい)学生に知っておいてほしいこと
個人情報の取り扱い
支援にあたり、本学関係教職員間で情報の共有がなされます。
建設的な対話
大学としてできること、できないことを伝え、建設的な対話を重ねながら、大学と学生の双方が納得して決定できるようにします。そのため、学生自身も建設的な対話に応じる必要があります。
支援申請をしてから合理的配慮が決定するまで、時間がかかることもあるので早めにご相談ください。