理工学部 三浦正志教授による平成29年度科学技術分野の文部科学大臣表彰「若手科学者賞」受賞記念講演会のダイジェスト映像をお送りします。
タイトル:医療・エネルギーに役立つ超伝導 -"リニアも人も浮く"を体験しよう-
日 時:2017年7月15日(土)
会 場:成蹊学園本館大講堂
2017年4月、理工学部 三浦正志教授(専門分野:電子・電気材料工学、電磁現象学、超伝導工学、結晶成長学)が、科学技術分野の文部科学大臣表彰において「若手科学者賞」を受賞しました。
科学技術分野の文部科学大臣表彰「若手科学者賞」は、萌芽的な研究、独創的視点に立った研究等、高度な研究開発能力を示す顕著な研究業績をあげた40歳未満の若手研究者を対象とした賞です。
三浦教授は、液体窒素温度や液体水素温度下で電気抵抗がゼロとなる超伝導線材にナノサイズの人工欠陥を導入し磁場中超伝導特性を向上させ、これまでNature Materials、Nature Communications、Scientific Reportsなどのトップジャーナルに掲載されるなど注目される成果を上げてきました。この受賞は、三浦教授が発明した超伝導線材作製技術が基礎研究にとどまらず、企業との連携により一部が既に製品化され、今後、医療分野やエネルギー分野への貢献が非常に期待されることが高く評価されたものです。
●受賞の業績名
ナノ人工欠陥導入高磁場特性超伝導線材作製の研究
平成29年度科学技術分野の文部科学大臣表彰についての詳細は
こちら (文科省ホームページ)
●三浦教授プロフィール
2007年名古屋大学大学院博士課程後期課程短縮修了。博士(工学)。
米国ロスアラモス国立研究所Director's Postdoctoral Fellowを経て現在、成蹊大学理工学部教授。
専門は、超伝導工学、電磁現象学、電気工学、材料工学。主な論文として英科学誌姉妹論文Nature Materials、Nature Communications、Scientific Reportsなど多数。文部科学大臣表彰「若手科学者賞」、(公社)発明協会「21世紀発明賞」、独創性を拓く先端技術大賞「フジサンケイビジネスアイ賞」など受賞多数。
三浦教授の電力・エネルギー研究室紹介は
こちらから。