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「学生でしかできないこと」を模索し続けて -アメリカ大使館インターンシップ体験談-

2019年07月25日

Brilliant Student


何かに打ち込んでいる時、何かを成し遂げようと一生懸命になっている時、人はキラキラと輝いて、周囲の人を魅了します。このコーナーではそんな「キラキラ」と輝いている成蹊の「Brilliant Student」を紹介します。

法学部4年
中島 聖宣さん

ウィリアム・F・ハガティ 駐日米国大使と

■アメリカ大使館のインターンシップに参加

 2017年11月から2018年5月までの6ヶ月間、在日米国大使館 広報・文化交流部報道室でのインターンシップに参加しました。広報に携わってみたいという興味と、所属ゼミで学んでいたアメリカのことについてもっと知りたいという思いから、アメリカ大使館でのインターンシップ参加を決めました。


 大使館の業務はとても幅広いのですが、インターン生として私が携わった業務は主に2つでした。1つ目は大使館公式SNSの投稿準備です。FacebookやTwitterではアメリカと日本にまつわる記念日などの紹介、Instagramでは英熟語の紹介などに取り組みました。2つ目は、アメリカ大使館公式マガジン『アメリカン・ビュー』内の企画記事「アメリカ留学の先輩」というインタビュープロジェクトです。これは、インターン生自らがアメリカ留学経験者へのインタビューを企画、実施するもので、私は日本マイクロソフト株式会社の平野拓也代表取締役社長にインタビューする機会を得ました。

平野社長にインタビューする中島さん

■日本マイクロソフト社長へのインタビュー

 公式マガジン『アメリカン・ビュー』のインタビュープロジェクトは、とても印象に残っています。私は、就職活動を理由に留学を諦めてしまった自身の経験から、「留学を諦めないでほしい」というメッセージをこのインタビューを通して伝えたいと考えました。学生の目線で、留学経験のある企業経営者に、留学と就職活動の関係について聞くことが重要と考え、日本マイクロソフトの平野拓也代表取締役社長にインタビューを行いました。


 平野社長は「人生一度きりだから、もっと失敗してもいい」と仰いました。今まで失敗を恐れて挑戦できなかったことも多くありましたが、もっと思い切って挑戦することが大切だと改めて気づかされた瞬間でした。
企画書の作成から始まり、企画を通すために担当外交官にプレゼンテーションを行い、そしてインタビューを実際に実行し、大変な作業でしたが、最終的に記事として世に出すことができた時はとても嬉しく思いました。

マスコットキャラの豆夢(トム)と

■大学での学び

 大学では法学部の西山隆行教授(政治学が専門)のゼミに所属し、アメリカの移民政策や対外政策について学びました。修了論文では、「日米同盟の特殊性とアメリカ世論」をテーマとして、日米同盟が特殊なものであるとマスメディアに報道される理由や、アメリカ国民にとっての日米同盟がどのようなイメージなのかについて調べました。この論文を書いたことで、日米同盟についての知識を深めることができたことだけでなく、情報の全てを鵜呑みにすることの危険性と情報に対して自らの意見を持つことの大切さを学びました。

■「学生でしかできないこと」を模索し続けて

 アメリカ大使館でのインターンシップをはじめ、トンガ大使館や文部科学省でのインターンシップを行なったり、台湾政府主催の国際会議”2018 Global Youth Trends Forum”へ出席をしたりなど、「学生でしかできないこと」を自分のテーマにして活動してきました。今後は自分が経験するだけでなく、その経験を生かして他の人を助けることで、人に影響を与えることのできる人間になりたいと思っています。

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