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吉凶のないおみくじ『天祖神社歌占 神さま手帖』を限定無料授与!―天祖神社×文学部日本文学科のコラボプロジェクト

2022年12月21日

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文学部日本文学科 平野多恵教授と天祖神社(東京都板橋区南常盤台)は、2015年1月より共同で同神社のオリジナル和歌みくじ「天祖神社歌占」を制作するプロジェクトを進めています。プロジェクト最終年度となる今年はその集大成として、これまで制作してきた21の歌占の神々についてよくわかる『天祖神社歌占 神さま手帖』を制作しました。2023年1月1日から、ときわ台 天祖神社で限定授与(無料)※を行います。

 ※天祖神社歌占をひいてアンケートにお答えいただいた方に『天祖神社歌占 神さま手帖』(おみくじ帖付)を授与します。

■吉凶がない和歌のおみくじ「歌占」について

「歌占」は和歌のおみくじです。むかしから日本では神様は和歌でお告げを示すと考えられてきました。古くは巫女などが神の和歌を伝えていましたが、時代が経過していく中で、和歌占いの本がつくられるようになり、現在のようなおみくじも一般化していきました。

弓の弦から神さまの短冊をひく

■天祖神社歌占とは

「天祖神社歌占」は、天祖神社の神々とご縁を結べる同神社オリジナルの和歌みくじです。このおみくじに関わる活動には、成蹊大学文学部日本文学科の教員(プロジェクト代表者:平野多恵教授)と学生・大学院生が協力しています。現在までに21の歌占が制作され、多くの参拝者に親しまれています。
この歌占には江戸時代につくられた「天岩戸開絵馬」(天祖神社蔵、板橋区登録文化財)に描かれた神々や狛狼像(御嶽神社蔵、板橋区登録文化財)のおみくじも含まれており、天祖神社歌占プロジェクトは日本古来の信仰に基づく地域の文化財を現代的に活用する神社と大学の連携による稀にみる取り組みです。室町時代~江戸時代に行われていた作法通り、呪歌を唱え、弓の弦に結びつけられた和歌の短冊を選ぶユニークさも相まって、多くのメディアでも取り上げられています。

■『天祖神社歌占 神さま手帖』とは

『天祖神社歌占 神さま手帖』は天祖神社歌占の神々の世界に親しむためのハンドブックです。天祖神社の神職・巫女と成蹊大学文学部日本文学科の教員・大学院生が協力して制作しました。内容は「天祖神社歌占の引きかた」「天祖神社蔵「天岩戸開絵馬」」「歌占巡礼マップ」「神さま系図」をはじめ、天祖神社歌占の神々について『古事記』や『日本書紀』の神話に基づき、わかりやすく解説しています。それぞれの神さまには「神社」の項目があり、天祖神社歌占で御縁をむすんだ神さまがまつられている全国各地の神社もわかります。巻末には、神社で引いたおみくじを保存しておける「おみくじ帖」が付いており、自分に御縁のある神さまの神社を巡礼する際に携行することが可能です。

縁起が良いとされる末広がりの「8」にちなみ、全80頁で構成。

「歌占巡礼マップ」