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創立者に新たな光を―日本文学科の学生が特別企画展を開催中(好評につき期間延長)!

2025年05月02日

PICK UP!

文学部日本文学科では、成蹊学園創立者の中村春二没後100年にあたって春二に新たな光をあてるプロジェクトを3年計画で継続しています。
2025年度の成果として、特別企画展「中村春二の関東大震災―かたい握手に かがやく目と目」を成蹊学園史料館で開催中です。好評につき、展示場所を1階に移して延長開催することとなった本企画展に、大学キャラクターのピーチくんが訪れた様子をレポートします。

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「プロジェクト1年目は既に集められた資料をどう企画展として見せていくかを考えるだけでよかったですが、2年目の今回は、どういう展示にしていこうかという最初の段階から学生同士で考え、自分たちで集めた資料をどう見せていくかを検討して展示物の推敲を重ねられたことが良い経験になりました。(日本文学科・4年)」


学生がこう語るように、今回のプロジェクトは、学科を越えて集まった文学部の学生25名が企画展の内容を構想していくところからスタート。資料を読み込む調査から、展示の構成、POP作成や来場者が参加できる体験コーナーの企画まで、約4ヵ月をかけて準備と制作を行いました。


展示スペースには、関東大震災発生時に成蹊学園のあった池袋で撮影された写真をはじめ、地図からみる大震災の様子や、震災後に成蹊小学校の児童の作文から当時の様子を探るコーナーなど、学生の視点による調査・分析を生かした展示が揃っています。

↑地図上にピンを差し、震災の様子を綴る

↑展示のパネルやPOPも学生自身で制作

「今回の企画展のテーマは『中村春二と関東大震災』。昨年の春二先生自体がテーマとなったものとは異なり、震災と春二先生、子どもたちをどう繋げるか考えるのが難しかったですが、震災当時に児童たちが書いた作文などの資料を読み込み、学生同士で各章のテーマを位置づけました。(日本文学科・4年生)」


ピーチくんも、展示ブースにある「春二先生のおことばみくじ」を引いて中村春二先生の格言をいただいたり、五行詩(※)づくりを特別体験したりと、企画展を満喫しました。

(※)五行詩…春二先生が提案した「五・七・五・七・七」の新しい短歌形式

↑果たして、ピーチくんはおみくじで春二先生からどんなメッセージを受け取ったのか…

↑来場者が作った五行詩を展示。ピーチくんの作品も飾られている

文学部特別企画展「中村春二の関東大震災―かたい握手に かがやく目と目」


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