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文学部 墓田桂教授の論考がオンライン雑誌The Diplomatに掲載されました

2022年05月30日

教育・研究

文学部国際文化学科 墓田桂教授(専門分野:国際政治学)とハリファ大学 ブレンドン・J・キャノン助教授の連名による論考、"Where Does Central Asia Fit in the Quad's Indo-Pacific Plans? Following Russia's invasion of Ukraine, it's even more critical to advance "Indo-Pacific Plus" strategies to counter a growing Pax Eurasiana."が、国際関係を専門とするオンライン雑誌The Diplomatに掲載されました。

この論考は5月24日に東京で開催されたクアッド(日米豪印)首脳会合の意味とインド太平洋戦略の課題を論じるもので、「パクス・ユーラシアーナを牽制するためには『インド太平洋プラス』戦略が必要」と唱えます。

ウクライナ戦争で国際秩序が揺らぎ、インドがロシア寄りの姿勢を示すなか、東京会合はクアッドの中心性を再確認しつつ、中国の脅威に焦点を絞った点で意義があったと墓田教授らは評価しています。そのうえで、中央アジアなどのユーラシアの重要地域がインド太平洋戦略で見落とされる問題に触れ、中国による地域覇権(パクス・ユーラシアーナ)を牽制するうえでも「インド太平洋プラス」の観点が重要であると指摘します。

論考はこちらからご覧いただけます:(『The Diplomat』ウェブサイトへリンクします。 ※英語サイト)