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文学部 川村陶子教授の夏期集中ゼミで、国連開発計画(UNDP)勤務の卒業生がゲスト講義を行いました

2022年09月16日

教育・研究

文学部国際文化学科 川村陶子教授の学部3・4年合同夏期集中ゼミで、国連開発計画(UNDP)駐日代表事務所ユース担当コンサルタントの天野裕美さんがゲスト講義を行いました。

天野さんは川村ゼミの第1期生で、2003年に成蹊大学を卒業後、英国エセックス大学大学院で人権学の修士号を取得し、欧州・中東・アフリカ地域で国際協力の業務を歴任されています。その活躍の範囲は、JICA青年海外協力隊員(ヨルダン)、在カタール日本大使館専門調査員、UNDPスーダン事務所職員、UNHCRジュネーブ本部ユース・コンサルタントなど多岐にわたります。

プライベートでは学部留学時代の同窓生と国際結婚し、ビジネススクールローザンヌでMBAを取得しつつ長女を出産。現在は東京でご家族と暮らしながらUNDP駐日代表事務所で、UNDP・シティファウンデーション共催の若手社会起業家支援プログラム「Youth Co:Lab(ユース・コーラボ)」の運営を担当されています。

ゲスト講義では、勤務先であるUNDPの活動やYouth Co:Labプログラムの紹介に続き、天野さん自身のキャリア形成についてのお話がありました。学生時代から国際協力の仕事を志し、国際機関勤務を目標に学位取得やインターンシップ、フランス語やアラビア語の修得等を行ってきたこと、JICAの制度を利用して経験を積んだことなどを具体的に語っていただきました。国際協力の仕事にも緊急援助から青少年支援、バックオフィスまでさまざまな分野や職種があり、自分の関心と特性にあわせたキャリア形成が重要だというお話など、卒業や就職活動を控えた現役学生への貴重なアドバイスもいただきました。

後半はゼミの後輩とフリートークで交流。「ハードな国際業務に携わりながらワークライフバランスをどのように達成したのか」「外国でマイノリティとして暮らすことの苦労は」などさまざまな質問が出て、あっという間に時間が過ぎました。

4年生の参加者は講義の後でこんな感想を寄せています。「豊かな人生経験やキャリアを積まれた天野さんから、学生時代を振り返る形でお話があり、自分と重ね合わせることで非常に刺激的な時間となりました。何よりも天野さんの人柄から人を惹きつける魅力を感じ、これから社会に出る私たち学生にとって、大切なものを教えていただいたように思います。」

UNDP駐日代表事務所のウェブサイトはこちら

Youth Co:Lab Japanの紹介はこちら

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