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経営学部藤田ゼミの学生チームが「Academic Year 2022: Joint Student Symposium on Tourism, Hospitality and Leisure Research)」でInnovative Research Awardを受賞しました

2023年02月01日

教育・研究

経営学部 藤田玲子教授(専門分野:英語教育・観光教育)のゼミの3年生学生チームが、1月21日(土)に開催された「Academic Year 2022: Joint Student Symposium on Tourism, Hospitality and Leisure Research(2022年度ツーリズム・ホスピタリティ・レジャー研究合同学生シンポジウム)」で、Innovative Research Awardを受賞しました。

このシンポジウムは立命館アジア太平洋大学の教員が中心となり2018年からスタートしたもので、5回目となる今回のシンポジウムはオンラインで開催されました。運営から発表まですべて英語で行われ、聴衆を含め100名ほどの参加があり、日本国内の7大学の学部生、大学院生による46件の研究発表が行われました。

■出場者:経営学部藤田ゼミ3年生学生チーム(安藤萌々香 川崎ひろか)
■テーマ:「Exploring the possibility of raising awareness of sustainable tourism among students」

発表内容:コロナ後の観光再開にあたり、サステナブルツーリズム*を展開していくことが世界的にも重要な課題となっている。しかし、観光庁白書によると、日本人のサステナブルツーリズムへの認知度や関心度は世界と比較しても低い。サステナブルツーリズムを実現するには、観光業者が積極的な取り組みをすることはもちろんだが、旅人がそのコンセプトを理解し、サステナブルな旅をする意識を持つことが欠かせない。まず成蹊大生を対象にサステナブルツーリズムの認知度をアンケート調査したところ、観光白書のデータよりさらに低いことが分かった。そこで学生を対象に啓発活動を行いたいと考え、吉祥寺でサステナブルツアーを企画した。発表ではアンケート調査の結果とツアー企画の過程を発表した。今後はこのツアーを実施し、参加者の意識の変化について研究を進めていく予定である。

*定義: 訪問客を受け入れるコミュニティーのニーズに対応しつつ、現在および将来の経済、社会、環境への影響を十分に考慮する観光 (UNWTO)

参加学生からは、

「同年代の観光学を学ぶ学生と時間を共にできるとても興味深い時間でした。全国から集まった学生の多種多様な視点から観光学を感じることができ、貴重な経験となりました。今後の活動でもこの経験を活かしてきたいです。英語での発表を行ったことで、もっと視野を広げて活動をしていきたいと思えました。英語でのシンポジウム発表という大きな経験を得るだけでなく、私たちの活動に対して素敵な賞をいただけてとても嬉しかったです。」

「興味のあったトピックを発表という形にできたことが嬉しかったです。また、審査委員の方から評価・アドバイスを頂けたので、それを活かして更に深められればと思います。」

といった感想が寄せられました。

シンポジウムという大きな場において英語で発表するのはチャレンジでしたが、努力の甲斐あって入賞できたことは大きな喜びで、これからの研究への大きなステップとなったようです。