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成蹊大学Society 5.0研究所特別顧問のマサチューセッツ工科大学(MIT)宮川 繁教授の寄稿記事が、月刊誌『Voice』に掲載

2023年02月01日

メディア掲載

成蹊大学Society 5.0研究所の特別顧問でマサチューセッツ工科大学(MIT)の宮川 繁教授の寄稿記事が、『Voice』(2023年2月号)に掲載されました。

「日本の大学が急ぐべき『新しい学び』の提供」と題した記事で宮川教授は、MITが世界の大学ランキングを発表している英タイムズ・ハイヤー・エデュケーション社と共同開催した2022年5月の会議席上で発された「教育には過去五十年にイノベーションと呼ばれるものがほとんどない」という衝撃的な発言を引用しつつ、大学は、今の時代に合った内容と方法で教育を提供するべきと提言しています。
現在、若者が受けている教育と職場でこれからの時代に必要となるスキルにはギャップがあり、常に学び続ける必要があることや、AI技術とオンライン教育を組み合わせることで、学習者にとってより活用しやすい学びの機会を創出できることなど、さまざまな角度から「新しい学び」について語られており、記事の最後には日本の大学生の向上心とエネルギーについて触れられ、「彼ら彼女らは好奇心が旺盛で、社会に貢献したいと考えているし、さまざまな経験を積みたいとも考えている。教育がすべきことは、こうした学生が必要とする知識や技術の習得を手助けするとともに、それを学生たちがみずからの人生において役立てていけるようにサポートすることである。・・・教育はつねに進化を続け、その折々の状況に鑑みて、大胆に変革していかなければならない。」と述べています。
皆さまぜひご覧ください。

『Voice』記事掲載号についてはこちらから

※ 宮川教授は言語学者としての教育・研究活動と共に、世界に先駆けてMITの授業をインターネットで配信する大規模公開オンライン講座、オープンコースウェアやMOOC(ムーク)の立ち上げ・運用に深く携わってきました。近年では、MITオープン・ラーニング副担当学部長を務めています。2022年4月より、成蹊大学Society 5.0研究所の特別顧問に就任しました。

※ 本学Society 5.0研究所主催・宮川教授の講演会「これからのワークプレイス 仕事=学び」のレポートはこちらからご覧いただけます。