髙木新太郎（たかぎ しんたろう）名誉教授（専門分野：経済統計学）が令和５年春の叙勲にて、瑞宝中綬章を受章されました。
瑞宝中綬章は、長年にわたり公務等に従事して功労を積み重ね、成績を挙げた方に対して贈られる勲章です。
髙木新太郎氏は、教育の経済学、環境政策論、江戸東京学等の分野で成蹊大学の教育に尽力されるとともに、学外では専門性を生かし、わが国の国民経済計算体系※の実施・作成に対して大いに貢献され、経済統計の改定にも多大な影響を与えました。加えて、高く評価される著書・論文も多数発表する傍ら、延200本の解題、エッセイ等を連載し、一般への経済統計の普及・啓蒙にも努めました。
さらに、地域活動にも積極的に取り組まれ、墨田区教育委員会委員長や地域活性化を目的とした複数のNPO法人の理事長等を務め、これらのNPO法人における活動が東京都商店街グランプリの優秀賞にもノミネートされるなど、学術研究分野の発展・普及および地域活性化のための社会活動等に尽くした功績が高く評価されています。
おめでとうございます。
※GDPをはじめとした国の経済を構成する生産、消費・投資といったフロー面や、資産、負債といったストック面を体系的に記録するための国際的な基準。