成蹊大学文化会映画研究部が、5月13日(土)、吉祥寺ANGELIKAにて開催された映画監督の小林啓一氏との座談会に参加しました。タイトルは「今、日本の青春恋愛映画に求めるもの」。
座談会では、小林監督から学生たちへ、映画を作りたいと思ったきっかけについての質問がありました。学生からは、誰かに伝えたいという思い以上に自分に腑に落ちたい、自分の中にある何かを表現したい、保存したい、残したい、という想いを伝えました。
日々の部活動の取り組みについての話では、映画を観る側の目線をしっかり持つことや、仲間の創作に刺激を受けたこと、部活動を通し自身の成長や仲間との協働が喜びにつながることなどを学生から語りました。
学生からも小林監督へ積極的に質問。脚本を書いている途中で書き直したくなることがある、稚拙さに気づいてしまう、という学生には、「恥ずかしさにふたをするよりは、次に進むきっかけにすべき」と小林監督からアドバイス。また、アニメ―ション映画にはない実写映画の強みは、という質問には、実写映画には息遣いや瞬きにリアリズムがあると語りました。
最後に小林監督からは「若い世代でしか撮れない映画がある。悩まず立ち止まらずに撮ってほしい」とエールが送られました。学生たちにとってはプロの映画監督と直に話のできる貴重な機会となりました。
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