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経営学部 藤田玲子ゼミが長野県山ノ内町でゼミ合宿を行い、山ノ内町長との懇談を行いました

2023年09月22日

教育・研究

経営学部 藤田玲子教授(専門分野:国際文化・ビジネス英語・観光教育)の3年次ゼミ(経営専門演習Ⅱ)では、観光による地域創生の現場を視察し、観光立国の現状を学ぶため、9月11日~13日まで長野県の山ノ内町でゼミ合宿を行いました。
合宿中には、山ノ内町の町長で、アルペンスキー元日本代表としてオリンピックでも活躍された平澤岳町長と懇談の場を持ち、ゼミ生の視点から見た地域の魅力や課題、その解決策についてプレゼンテーションを行いました。

山ノ内町は北信州にある人口12,000人程度の町ですが、スノーモンキー(温泉に入る野猿)が海外で有名になり、2010年代半ばから急速にインバウンド客を集めてきた場所です。地域には渋温泉や志賀高原のスキー場も擁し、これらもインバウンド客には人気です。一方で、日本の多くの地域と同様に、高齢化と少子化が進み、小学校が統合されていくなど、将来の存続に向け大きな課題を抱えています。
ゼミ生たちは、滞在の前半は、現地のビジネス経営者にレクチャーをしてもらったり、地域を視察したりして、平澤町長との懇談会に備えました。

懇談会では、まず平澤町長から町の現状と今後のビジョンについて説明がありました。今年新町長として就任した平澤氏はダイナミックな変革を目指し、町に魅力ある数々の場所を創設、整備し、インバウンド客のみでなく、日本人の観光客や移住者を引き付けていくことや、国際化と海外の移住者の誘致などについて語られました。その後4グループに分かれたゼミ生は、グループごとに町長に対してプレゼンテーションを行ない、町に対する感想や課題、アイデアなど、大学生ならではの視点を伝えました。平澤町長は終始メモを取りながら聞いて下さり、終了後は、大変参考になった、とのお言葉を下さいました。

今後も、毎年ゼミ合宿で山ノ内町を訪れて、地域の現状を学び、ゼミ活動として、SNSを通じた山ノ内町の発信企画など、町の活性化に貢献できる方策を考えつつ、現地と継続的に交流を続けていく予定です。