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文学部国際文化学科 川村陶子教授（専門分野：国際文化論・ドイツ地域研究）の著書『〈文化外交〉の逆説をこえてードイツ対外文化政策の形成』が、名古屋大学出版会から3月15日（金）に刊行されます。
本書は川村教授の約30年間の研究成果をまとめたもので、戦後ドイツの対外文化政策をアーカイヴ文書や各種資料、インタビューに基づいて分析し、越境的文化関係のマネジメントのありかたを考察しています。
文化交流や文化政策の研究・実践に携わられる方、ドイツ現代史に関心のある方など、幅広い読者に手に取っていただける一冊です。
内容の一部は、文学部の国際文化学科専門科目「国際文化論」の講義にも取り入れています。 本書は成蹊大学学術研究成果出版助成により出版されました。
【書籍内容】
文化交流への国家の関与という、内外・硬軟が交差する繊細な領域を分析する理論枠組みを示すとともに、冷戦期に発展したドイツの先端的とりくみに注目。戦後復興とナチの過去、東西競争や外国人問題を背景とする政策形成過程と具体的実践をつぶさに検証し、現代日本の文化運営にも示唆を与える意欲作。
■書籍についてはこちら：（名古屋大学出版会）
