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「国際文化英語演習<1>」の履修者有志がベルリン自由大学の学生とオンラインで国際交流をしました

2024年06月20日

教育・研究

文学部川村陶子教授が担当する「国際文化英語演習<1>」(文学部国際文化学科2年次必修科目)の履修者有志とベルリン自由大学(ドイツ)のコネリア・ライヤー教授のゼミ生がオンラインで国際交流をおこないました。

ライヤー教授はベルリン自由大学日本学教授で、主な研究分野は日本の地域や食、グローバリゼーション、科学技術です。コロナ禍で国際移動が妨げられていた2021年度、川村教授とライヤー教授が「オンラインで教育交流活動ができないだろうか」と話し合い、この企画が生まれました。以後毎年、授業コラボレーションを実施しています。4度目の今回はドイツ側が学部生と大学院生計12名、日本側は学部2年生6名が参加し、2対1のペア6組に分かれてオンラインミーティングを行いました。

ライヤー教授のゼミでは、日本の食文化を題材として「日本研究のメソッド(方法)」を修得しています。授業コラボレーションでは、ドイツの学生がZoomを使用して日本の学生に日本語でインタビューをおこない、質問項目の準備からメールでのアポイント、相手が話しやすい雰囲気づくりなど、さまざまなスキルを学んでいきます。インタビューを受けた日本の学生は感想をフィードバックし、ふり返りに役立ててもらいます。

Zoomミーティングでは、日常の食生活や海外における日本食などについてインタビューを実施。日本のアニメのような他の話題へ会話が発展したり、日本側学生がドイツ語を学んでいる場合はドイツ語でも雑談したり、さまざまな展開があります。終了後は日独双方の学生代表がライヤー教授のゼミのブログに英語で報告記事を掲載します。

川村教授は、「ゼミのコラボレーションは毎回、日独双方の参加者に大好評です。ドイツの学生には初対面の人と日本語でコミュニケーションし日本の若者の食生活を知る機会、日本の学生には自らの社会や文化を新たな目でとらえなおす機会となっています。プロジェクト終了後、留学などで双方の学生がお互いの国を行き来する機会もあり、個人間の交流へ発展する可能性もあります。ライヤー教授とは今後も連携を続けていきたいと話し合っています。」と話していました。

■国際文化学科2年 武元暖珠さんと中村忠博さんが書いた報告記事はこちら(外部リンク)
■コネリア・ライヤー教授ゼミの学生Cosmoさんが書いた報告記事はこちら(外部リンク)

【写真提供:川村陶子】

【写真提供:Cornelia Reiher】