2025年8月2日(土)より、成蹊大学文学部の特別企画展「中村春二をめぐる人びと」が学園史料館で開催されます。本企画展は、文学部日本文学科が2023年度から三か年計画で進めている「中村春二・秋香プロジェクト」最終年度の成果として開催され、文学部の学生が本企画展の準備・運営を担うものです。今回は小泉八雲、夏目漱石、津田梅子、牧野富太郎など、創立者・中村春二と関わりのあった多彩な人びとを調査し、春二との関係性を明らかにします。
8月2日(土)~4日(月)の本学オープンキャンパス開催期間中は、学生が企画展に来場された皆さまをご案内します。
参加学生からは「三年目となる今回の企画展では、プロジェクトの集大成として、学生1人が1~2名の人物を担当し、史料の調査から展示物の制作までを責任もって担当しました」「紹介POP(ポップ)には、例えば教育者であれば黒板、劇作家であれば劇場...といった風に、各人物を象徴するモチーフをメンバーで話し合って反映しています」など、本企画展の見どころが語られました。
展示準備中の様子
書籍の展示も多数。8/2~4は学生によるブックトークも開催予定
どなたでもご来場いただけますので、皆さまぜひお立ち寄りください。
■開催日時:2025年8月2日(土)~2025年11月23日(日)まで 平日9:30~16:30
■開催場所:成蹊学園史料館2階
■展示内容:
第一章「父秋香と歌の道」
第二章「春二を魅了した文豪たち」
第三章「大正自由教育の試み」
第四章「学問を究める 文学・政治学・書誌学・植物学」
第五章「芸術に生きる 成蹊学園と音楽・絵画・演劇」
※オープンキャンパス開催に伴い、8月2日(土)、3日(日)も特別開館します。
※開催日時の詳細については、学園史料館サイトよりご確認のうえご来場ください。
https://www.seikei.ac.jp/gakuen/archive/
●中村春二・秋香プロジェクト
中村春二とその父で国文学者である中村秋香の二人について深く知ることを通して、成蹊大学の学生に大学設立の理念を理解してもらうとともに、成蹊大学がどのような教育をめざしているのかについて、受験生や地域の方々をはじめ、広く学外にも発信していくことを目的として活動している。1年目は中村春二の業績を紹介する「桃李のひと 中村春二展」を、2年目は102年前に発生した関東大震災をテーマに「中村春二の関東大震災 ―かたい握手に かがやく目と目」を開催、3年目の今回は「中村春二をめぐる人びと」を企画した。