文学部開講科目「メディア・リテラシー演習B」(担当教員:今田絵里香教授)の履修生が株式会社エフエムむさしのの協力を得ながら制作したラジオ番組が、武蔵野市のラジオステーションである、「むさしのFM(78.2MHz)」で1月16日(金)14:15~15:20に放送されます。番組はインターネットでも同時配信され、全国で聴くことができます。是非、お聴きください。
今年度で第14回を迎える「メディア・リテラシー演習B」はラジオ番組制作を行う授業です。
今回の統一テーマは、「戦後80年 どういう形で、何を継承していくのか」です。
太平洋戦争が終わって80年という月日がすぎました。しかし、時間が流れるにつれて、戦争を経験した人、そしてその経験をもとに戦争について語ることができる人は少なくなっていきます。戦争の記憶を風化させないために、戦後に生まれた人たちは戦争の記憶を残していかなければなりません。わたしたちは戦争の記憶について何を残していったらいいのでしょうか。また、それをどのような形で残していったらいいのでしょうか。わたしたちは、過去の戦争の記憶に触れることで、戦争とは何か、戦争は人類に何をもたらすのかを考えることができます。そう考えると、戦争の記憶を残していくことは人類にとって大きな課題であるといえます。
履修生たちは、戦争の記憶をのちの時代に残す作業について学び、「体験」と「記録」という2つのテーマにフォーカスしてラジオ番組を制作しました。
<録音番組(1)>『「体験」でつなぐ戦争の記憶――次の世代に伝えるために――』
かつて武蔵野市には中島飛行機武蔵製作所がありました。1945年、この中島飛行機武蔵製作所は八王子市に作られた地下壕「浅川地下壕」に工場ごと疎開しました。現在この「浅川地下壕」は戦争遺跡として保存され、わたしたちに戦争とはどのようなものかについて教えてくれるものとなっています。一方、AR(拡張現実)・VR(仮想現実)の導入によって戦争の記憶を伝達しようとする動きもあります。このように戦争の歴史を「目で見る」「耳で聴く」「手で触れる」という体験をとおして人びとに伝えるという取り組みがおこなわれています。そのような取り組みの意義はどのようなものでしょうか。「浅川地下壕の保存をすすめる会」の関係者の方、最新の技術を用いた戦争の継承の取り組みをされている方にお話をうかがいながら、このことを考えます。
<録音番組(2)>『戦後100年へ届ける、記録と創作の物語』
戦争の記憶をのちの時代に継承することは大切なことです。ただその継承の形は多岐にわたります。歴史公文書など、ノンフィクションの形で、また、文学、映画、マンガなど、フィクションの形でのちの世代に伝えるということが考えられます。わたしたちは戦争の記憶をどのような形で継承していったらいいのでしょうか。歴史資料の保存・公開に取り組んでいる方々、また、子どもたちに児童文学を届ける取り組みをしている方々など、さまざまな方々にお話をうかがいながら、このことを考えます。
<生放送番組>『歴史公文書から学ぶ戦後80年』
歴史公文書を専門家として扱うのがアーキビストです。諸外国では歴史公文書を取り扱う施設にはアーキビストがいますが、日本には長らくアーキビストに該当する専門家をそのような施設に配置するということをしていませんでした。しかし2021年から日本でも「認証アーキビスト」が誕生することになりました。アーキビストはどのように戦争に関する歴史公文書を収集し、保存し、公開していこうとしているのでしょうか。武蔵野ふるさと歴史館の公文書専門員で「認証アーキビスト」の一人である高野弘之さんをゲストにお招きし、戦争に関する歴史公文書をどのようにのちの時代に継承していくのかについて考えます。
▶番組の聴き方
ラジオ番組は下記の①②いずれかの方法で聴くことができます。
①武蔵野市内はFMラジオで聴けます。周波数は78.2MHzです。
②下記のむさしのFMのサイト上にある「サイマルラジオ」をクリックすると聴けます。(外部リンク)
https://www.musashino-fm.co.jp/
▶放送日
・放送日時:1月16日(金)14時15分~15時20分
(録音番組:14時15分~15時、生放送番組:15時~15時20分)
・出演者・制作者:
池田ななみさん(文学部現代社会学科2年生、録音番組(1)制作)
北英一朗さん(同、録音番組(1)・生放送番組ナレーション)
斉藤葵さん(同、録音番組(2)・生放送番組ナレーション)
馬場郁恵さん(同、録音番組(1)制作)
皆川卯乃さん(同、録音番組(1)制作・生放送番組ナレーション)
山口菜々さん(同、録音番組(2)制作)
山本眞央さん(同、録音番組(2)制作)
▶学生が執筆しているブログはこちら:(外部リンク)
※むさしのFMウェブサイト右上の虫眼鏡アイコンがついている検索ボックスに、「メディア・リテラシー」と検索語を入れると出てきます。
▶過去の「メディア・リテラシー演習B」で制作したラジオ番組はこちら:(外部リンク)