成蹊大学では、教育活動の高度化をはじめとする大学運営業務をより適切かつ効果的に行えるよう、教職員が必要とする知識・技能の習得及び向上をめざして、SD(Staff Development)及びFD(Faculty Development)研修会を実施しています。
今回は、10月8日(木)に2026年度第4回SD研修会(兼FD研修会)として、「改正障害者差別解消法と大学における合理的配慮―対応指針に基づく授業運営と実務上の留意点―」をテーマに、オンラインでのライブ配信で教職員を対象として実施しました。講師は、うめきた法律事務所 弁護士 内藤 有啓 氏をお迎えしました。
本研修会では、改正障害者差別解消法を踏まえ、大学における「不当な差別的取扱いの禁止」と「合理的配慮の提供」の基本的な考え方や、授業運営における実務上の留意点について学びました。講師からは、合理的配慮は社会的障壁を取り除き、障害のない学生と同等の機会を確保するためのものであり、「本来の業務に付随すること」「同等の機会を提供すること」「教育の本質的変更に及ばないこと」を踏まえて検討する必要性が解説されました。さらに、過重な負担が見込まれる事象については大学組織として判断し、希望された対応が難しい場合も、建設的対話を通じて代替手段を検討することの重要性が具体例を通して示されました。
今回は本学の教職員55名が参加し、判断の根拠となる教育目標の明確化や対応事例の蓄積など、組織全体で対応する重要性を学ぶ貴重な機会となりました。