成蹊大学学生サポートセンター
センター長 上田 泰
成蹊大学の学生サポートセンターは、2019年度より、それまでの学生相談室と障がい学生支援室の2部門を統合する形で開設されました。したがって、学生サポートセンターは、組織としては上の2つの機能を備えた複合的な機関となっていますが、2つの機関とも、何らかの問題を抱えた学生からの相談にのり、学生とともに解決策を考え、さらにはその問題に具体的に対応することにより、学生が抱えた問題を軽減させることで、学生がより充実した学生生活を送り、また、社会に出てからも建設的な生活を送る一助になることを目指しています。
学生相談室は、「大学生活において学生が当面する諸問題に関し、相談を始めとする諸活動を通じて、学生の充実した大学生活、学生の精神的健康の維持・促進及び人間的成長・発達を援助することを目的」(同規則第5条)とした機関です。心理的に問題を抱えた学生が気軽に相談できるように、臨床心理士のような専門的な資格のある者がカウンセラーとなって対応しています。私たちは、ときに心理的に痛めつけられ、何もかもが嫌になってしまうことがあります。自分はどうなってしまったのだろうと途方に暮れる場合もあるかもしれません。でも、相談室に所属する経験あるカウンセラーとの面談により、それは誰にでも起こるものであるし、適切な対応によって解決できることを理解できるはずです。
また、障がい学生支援室は、「障がいのある学生の修学及び学生生活に必要な支援の提供を行い、障がい学生が障がいのない学生と平等に学修できる機会を確保するとともに、自立した社会生活を送る力を身に付けることができるよう支援する障がいがある学生を対象とした支援サービスを提供する機関」(同規則第6条)です。自分に何らかの障がいがあると、どうしてもある種の障壁(バリア)に直面して充実した学生生活を送れなくなる場合があります。このような場合、学生から何らかの対応を要望されたならば、大学には合理的配慮(負担が重すぎることがない範囲での対応)が求められます。障がい学生支援室は、配慮を求める学生の窓口となり、学生との建設的対話を通じて、配慮の必要性を教職員に伝える役割を果たしています。
このように学生サポートセンターは、学生が学生生活を送るうえでのセーフティネットの役割を果たしています。セーフティネットというと、万が一の備えのように思えますが、自分の問題を少しでも認識したならば、誰でも気軽な気持ちで来室し、相談をしていただければと存じております。誰もが楽しく、かつ充実した学生生活を送れることを学生サポートセンター一同は心より願っております。