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産学連携で取り組む地域活性化

2018年04月25日

PICK UP!

写真左よりアトレ吉祥寺仙場岩夫店長、成蹊大学北川浩学長、ネクストローカル二宮朗社長


継続的な協力体制を構築

成蹊大学、アトレ吉祥寺、ネクストローカルの3者は、地域活性化を目指す継続的な協力体制の構築を目的に連携協定を締結。4月11日、成蹊大学にて協定調印式を開催した。
この協定は、株式会社アトレが運営する体験農園「アトレのはたけ」で栽培した収穫物を、学生が植えつけから収穫、加工、販売までの一連の農作業に関わる成蹊大学経済学部経済地理ゼミのプロジェクト型授業がきっかけとなり締結に至ったもの。
このような取り組みを今後も継続的な協力体制のもとに行っていくために、地域密着型のイベントプロデュースを手掛けるネクストローカルがコーディネートし、地域課題解決のための学びの場をつくり、地域活性化につなげていくことをねらいとしている。


持続可能な地域貢献のために

アトレ吉祥寺店の仙場店長は、「アトレ吉祥寺の強みは、地域に根ざし、地域と強いつながりがあること。地域活性化を常に模索している。成蹊大学との連携を機に改めてその活動の幅を広げていきたい。」と述べた。また、ネクストローカルの二宮社長は、「地域のコーディネーター役として、企業と大学を密につなげていくことは私たちの使命。今回の協定を機に、さらに街を盛り上げていきたい。」と力を込める。
北川学長は、「成蹊大学は、開学当初から武蔵野市地域に資する教育研究を行い、地域の発展とともに歩んできた。産学が互いに自身の価値を追求しながらウィンウィンの関係を築き、持続的に地域貢献をしていくことが大切だ。今後も大学の社会的責任(USR)を果たしていきたい。」と述べ、今回の連携協定は改めてその「枠組み作りの第一歩」と語った。


連携協定のきっかけは、経済地理ゼミの学び

経済学部 小田宏信教授(専門分野:経済地理学)の経済地理ゼミでは 3月10日、JA土浦、株式会社アトレの指導のもと、耕作放棄地を再生した体験農園での農作業体験を実施。JA土浦の次世代農業プロジェクトワーキンググループ(ヨリアイ農場)と株式会社アトレが運営する体験農園「アトレのはたけ」で、亀戸大根の収穫、じゃがいもの種芋植え付け、ニンジンとカボチャの播種、隣接農地での援農などの作業を体験した。5月にじゃがいもを収穫し、武蔵野市内の創業支援施設MIDOLINO_で加工した上で、7月15日(日)の吉祥寺駅フェスタで販売する予定。