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多様なビジネスパーソンとの交流から働き方・生き方を考える―経営学部モティベーション・マネジメント授業レポート

2026年03月26日

PICK UP!

経営学部モティベーション・マネジメント授業(担当教員:山﨑紅特別客員教授)では、少人数制のアクティブ・ラーニング形式でモティベーション・マネジメントを学んでいます。授業では、企業の人材開発部門での実務経験を持ち、生き生きと働く人々を増やすことで生産性や創造性を上げる企業変革コンサルティングに従事している教員の指導により、毎回ケーススタディ、ゲーム・ディスカッション、発表などを多く取り入れて、学生同士がコミュニケーションしながら実践的に学ぶのが特長です。モティベーションに影響を与える複数の要素について学び、最終的に各自が「私のトリセツ」を作成します。

2025年後期は、多様なビジネスパーソンのご協力により、学生一人ひとりが自分と向き合い、将来の働き方・生き方を考えるための気づきにつながる特別授業を3テーマ行いました。

【特別授業-1】若手社員のキャリアデザインのリアル

第3回授業(テーマ:目的目標の明確化)では、株式会社NTT DXパートナー ソリューションデザイン事業部 鈴木亮介様にご登壇いただき、「新卒7年目が語る キャリアについて」と題して、就活でどのように企業選びをしたか、入社から現在までにどのように働き、キャリアを積んできたか、今後のキャリアについてどう考えているか、若手から中堅へとキャリアを積んできた鈴木様ご自身の働く目的・目標について、経験をリアルに語っていただきました。学生からは、就活に関する相談、入社後の上司や同僚との関係構築、キャリアの考え方など、多くの質問が出て活発な議論の場となりました。就活や新卒時代を乗り越えたお話を聞いて、学生たちは漠然とした不安が解消され「自分の可能性を自ら狭めず、まずは挑戦する姿勢を持つことが重要だと感じた」「最終的に納得して選んだ内定であれば、たとえミスマッチが起きても前向きに乗り越えられると感じた」「就活の軸をしっかり持つことの大切さを改めて考えさせられるきっかけになった。ガクチカやESにエッジを持たせるというのは私も大事にしています」「ウェブセミナーなどでは聞くことのできない、生の声を聞くことができてとても貴重な体験でした」「大学受験と違って就活は無料であることが多いので興味のあるところはどんどん受けてみようと思った」など、各々のモティベーションも向上したようです。

【特別授業-2】俳優に学ぶノンバーバル・コミュニケーション

第8回・第12回授業(テーマ:コミュニケーション)では、俳優として映画などでご活躍の伊澤恵美子様のご協力により、ノンバーバル・コミュニケーションの重要性についてワークショップで体を動かしながら実践的に学びました。モティベーション維持向上に影響を与える要素のひとつとして挙げられるコミュニケーションについて、多くの学生がこれまで経験がない演劇の世界から学ぶことで、新たな視点を得ることができました。
伊澤様のノンバーバル・コミュニケーションの講義や実演により「表情や姿勢、視線、声のトーンといった非言語の要素が、言葉以上に相手の印象や理解に強く影響することを実感した」「これまで会話の内容ばかりに注意が向いていたが、相手が受け取る情報の多くは非言語に含まれているという点が特に印象的だった」「相手の反応を気にする一方で、自分がどんな態度で伝えているかにはあまり目を向けていなかったことに気付かされた」といった声が寄せられました。
ワークショップでは、学生たちは実際に演じることを体験し、「伝える難しさを実感したが、伝わったときに楽しさも感じた」「どれだけいつも言葉に頼っているのか分かった」「存在しない言葉を使ってコミュニケーションを取るワーク(ジブリッシュ)では、相手の気持ちについて想像を膨らませることの大切さを感じた」など、言葉やジェスチャーではなく、表情、視線、話すスピード・大きさ・トーンなど全身で伝えること、相手の全身の様子を丁寧に感じ取ること、そうやって信頼関係を築くことの大切さを実感したようです。

【特別授業-3】貢献実感が働くモティベーションの原動力

第9回授業(テーマ:貢献実感)では、株式会社大丸松坂屋百貨店 ITデジタル本部DX推進部部長 岡﨑路易(るい)様、人事本部 人財開発部 竹中瑞稀様に「貢献を実感する~大丸松坂屋百貨店の事例~」と題して講演いただきました。老舗百貨店としてのイメージが強い大丸松坂屋百貨店のなかで、インフルエンサー事業、メタバース事業、VTuber事業という異質の事業をリーディングしている岡﨑様の働くモティベーションについてお話を伺い、事業内容の面白さに惹かれるとともに、大丸松坂屋を一度退職してIT企業に勤めたのち再び大丸松坂屋に戻って新規事業を立ち上げた岡﨑様のキャリアにも質問が多く寄せられました。「仕事は楽しいだけではないが、貢献を実感したときにやりがいだと感じると学んだ」「世の中にまだ出ていない新たな価値を創造するということは決して簡単なことではないが、そこに恐れず挑戦される姿勢が、岡崎様が評価される理由の一つなのだと思った」「自分がやったものが必ずしもすべて成功するわけではないが、その取り組みによって誰かに影響を与えられることが岡崎様にとっての大きなモティベーションとなっているということを実感した」「伝統芸能とメタバースの事業について、社会課題に真正面から向き合い、技術の力で新しい継承の形を提示している点に強く魅力を感じた」など、学生たちは大いに刺激を受けました。