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ロバート キャンベル氏をお招きし、「成蹊大学 国際共創シンポジウム」を開催しました

2023年12月07日

お知らせ

2023年11月27日(月)、日本文学研究者・早稲田大学特命教授であり、ニュース・コメンテーター等でさまざまなメディアでも活躍するロバート キャンベル氏をお招きし、「成蹊大学 国際共創シンポジウム」を開催いたしました。当日は本学学生のほか近隣地域の方々など約250名が来場しました。

第一部では、『武器にもシェルターにもなる言葉の「今」』と題した、ロバート キャンベル氏による講演が行われました。同氏からは、ウクライナの詩人、オスタップ・スリヴィンスキー氏が刊行した『戦争語彙集』には、戦争が日常的な意味を大きく変えてしまったことが書かれていることが紹介され、この本を「自分で翻訳して日本に届けたい」という想いや、実際にウクライナへ渡航し現地の方と対話して感じたことを踏まえながら、ひとつひとつの『言葉』の持つ意味や重要性についてお話いただきました。

第二部では、本学文学部長の見城武秀教授をモデレーターとし、ロバート キャンベル氏、本学文学部の寺本敬子准教授、槇原彩客員講師によるパネルディスカッションを行いました。槇原彩客員講師からはアートディレクターとして参加した「プロジェクトFUKUSHIMA!」を、寺本准教授からは自身の研究分野である日仏文化交流史に関連した「ジャポニズム」を、それぞれの切り口として、「つなぐ」言葉と「隔てる」言葉についての紹介があり、その後、登壇者でディスカッションを行いました。

ディスカッションの最後には、本学が2026年4月に開設を構想している「国際共創学部(仮称)」※に関連し、ロバート キャンベル氏から、「特にグローバルな視点で"つなげる"ことが重要であり、そういった人材を育ててくれることを期待している。」とのコメントをいただきました。

※現在構想中であり、今後変更される可能性があります。