経済学部経済数理学科（専門分野：公共経済学） 山上浩明教授の論文「Impact of time-saving technology on household electricity consumption: Automatic vacuum cleaner distribution experiment in Japan（松山大学 溝渕健一教授と共著）」が、Ecological Economics誌に掲載されました。Ecological Economics誌は、エコロジカル経済学国際学会（ISEE）の分野横断的な査読付き国際学術誌です。
■論文の概要
私たちの生活は多くの便利な技術によって支えられています。家事労働の時間を節約してくれる技術（時短技術）は、人々の利用可能な自由時間を増やすことで人々の生活水準を向上させることができます。 一方、人々は獲得した自由時間を、電気消費や温室効果ガス排出に影響を与える可能性のある行動に再配分すると考えられます。本研究は、時短技術（自動掃除機）の配布実験とアンケート調査を行いて、人々の行動変化を時間利用と電気使用の両面で検証しました。結果として本研究は、時短技術が家庭の行動の時間の再配分につながることを明らかにし、電気使用量を1.83%増加させると推定しました。
論文はこちらからご覧いただけます（外部リンク：英語サイト）※7月7日迄無料ダウンロード可
7月7日以降はこちらからご覧ください（外部リンク：英語サイト）※ 有料