文学部現代社会学科 金 善美准教授の寄稿記事「現代社会の基礎知識「インナーシティ」」が、ウェブマガジン『αシノドス』(Vol.329)に掲載されました。
金准教授は、「インナーシティ」というのはどのような都市空間を指す用語なのか、またその空間の内実や実践について、都市社会学の基礎的な知識や最近の研究動向を踏まえて解説しています。
記事のなかで金准教授は、20世紀前半の工業化・都市化とともに誕生した大都市内のインナーシティがその後、脱工業化や再都市化という一連の変化する中でその社会経済的構造を大きく変えてきたことや、とりわけ近年では再開発に伴うジェントリフィケーション(街の高級化)現象が世界各地で目立つようになったことを指摘しています。また、欧米諸国と日本都市のインナーシティの歴史的展開の違いについても考察しています。
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