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2024年度第6回SD研修会を実施しました

2025年01月16日

お知らせ

成蹊大学では、教育活動の高度化をはじめとする大学運営業務をより適切かつ効果的に行えるよう、教職員が必要とする知識・技能の習得及び向上をめざして、 SD(StaffDevelopment) 研修会を実施しています。

今回は 2025 年 1 月 1 5 日( 水 )に 、社会おける多様な性に関する 講演を齋藤洋一氏(認定特定非営利活動法人ReBit 教育事業部マネージャー) から 「 多様な性ってなんだろう?~互いの違いを受け止めあえる社会を目指して~」 というテーマで 教職員 および在学生 に対してご講演いただきました 。

はじめに、多様な性について定義や用語の説明があり、社会におけるLGBTQに関する課題について具体的に解説されました。その後、本人を取り巻く生活環境において、世代間交流や様々な場面で周囲の無理解から困難が生じる機会が多いこと、性のあり方は人権上の権利と尊厳の獲得に関する課題であるため、LGBTQでない人(シスジェンダー、ヘテロセクシュアル)も含めて、すべての人が課題解決に向けて理解を深めるとともに、社会における多様性の一つとして受けとめ、対応する必要があるとの説明がありました。
続けて、性のあり方を「性的指向と性自認 」として表す言葉「SOGI = SexualOrientation and Gender Identity (読み方 ソジ、 ソギ) 」の解説を通じて、多様性を排除せず、組織や社会に積極的に受け入れる 「 インクルーシブな環境」づくりに関する説明がありました。大学においては、教職員・学生・生徒が「一部のマイノリティのため」ではない「全員が負担感なく過ごすため」の環境づくりを意識して持続的でよりよい社会 を目指すことが重要である旨、付言がありました。

今回は本学の教職員16 名の参加があり ました。 質疑応答では 学生から寄せられた事前質問に対しての回答があり、講義および質疑応答を通じて、大学キャンパス整備の検討や各種サービスでの配慮における多様な性に向き合う施策を考える貴重な機会となりました。