アジア太平洋研究センター所長/経済学部 永野 護 教授(専門分野:金融データサイエンス)と西武鉄道株式会社の産学共同研究に係る第2回報告会が、12月11日(木)に開催されました。
本学と西武鉄道株式会社は、2024年より、産学共同研究を実施しています。2年度目の2025年度は、「駅ナカ店舗利用者の購買行動の研究(プロジェクト・リーダー:永野 護 経済学部教授)がAI(機械学習)を用いた商品需要予測」を実施しました。
報告会の詳細は以下の通りです。
駅ナカ店舗利用者の購買行動の研究:
AI (機械学習)による商品需要予測
-分析結果-
本研究は、2023年1月1日~2024年12月31日の西武鉄道41駅の乗降者数、駅ナカ店舗32商品別売上数量・価格単価、駅所在地域所得、天候、気温、湿度、駅周辺半径1㌖内競合他店数、のデータを用い、乗降者数と駅構内店舗の商品販売数量にかかる分析を行っています。機械学習手法のひとつLasso回帰分析による試算の結果、鉄道利用者が駅構内店舗において、どのような購買行動の特徴を持っているのかを明らかにしています。分析・予測結果の概要は次の通りです。
◆ポイント
I. AIによる西武線乗降者数と気象条件の売上数量への影響

II. 駅構内店舗商品の価格ディスカウントと売上数量の関係
IV. 駅構内店舗の面積と売上数量との関係
