経済学部現代経済学科の「実践ゼミナールA」では、内藤朋枝准教授の指導のもと、2021年度以降、アトレ吉祥寺およびキラリナ京王吉祥寺のご協力を得て、学生によるMIS調査を実施しています。本年度は、1月13日に、調査にご協力いただいたキラリナ京王吉祥寺をはじめとする関係者の皆様をお招きし、研究成果の報告会を行いました。
MIS調査とは、調査対象グループが「健康で文化的な最低限度の生活」を送るために、どのような品目が必要となるのかを明らかにし、それらを購入するために必要な生活費を具体的に算出する調査手法です。
今回の研究報告会では、MIS調査によって抽出された品目をもとに、いくつかの分析結果が報告されました。例えば、自立した生活を始める際に必要となる家具・家電を一括で購入する場合と、サブスクリプションサービスを利用した場合とで、生活費にどのような違いが生じるのかを比較した研究がありました。また、「健康的で文化的な食生活」を定義したうえで、MIS調査から得られた現実的な食生活と比較した結果、予算制約のもとで短期的な合理性を優先すると、「無自覚な栄養不足」が生じうることを示したグループもありました。このほかにも、学生ならではの視点から、多様で意欲的な研究成果が報告されました。
報告会後の意見交換では、キラリナ京王吉祥寺の担当者の方から、社会人になると毎日自炊をすることが必ずしも現実的ではないことや、職場の同僚との外食といった支出が持つ意味についてのご指摘をいただきました。さらに、学生が就職先を選ぶ際に福利厚生をどの程度重視するのかといった質問も寄せられ、学生にとって学びの多い、充実した報告会となりました。
◆「実践ゼミナールA」について
https://www.seikei.ac.jp/university/keizai/special/real/field01.html