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経営学部「社会理解実践講義:メディアと映像表現」で、「アカリノ映画舎」代表・若井真木子さんをゲストスピーカーに招いた講演が行われました

2026年07月17日

教育・研究

7月8日(水)に経営学部「社会理解実践講義:メディアと映像表現」(担当教員:早川由美子客員教授)で、「アカリノ映画舎」代表・若井真木子さんをゲストスピーカーに招き、ご講演いただきました。

「社会理解実践講義:メディアと映像表現」は、ドキュメンタリー監督として数々の制作実績を持つ講師のもと、カメラや映像編集ソフトの基本的な使い方を習得し、企画・撮影から編集、公開までの一連の過程を実習で学ぶ授業です。履修者は、全くの初心者から本格的に映画制作を行っている学生まで様々です。

今回は、国内外のドキュメンタリー映画祭で選考委員をつとめ、2年前に映画の制作・配給会社を立ち上げた若井さんをお招きし、ドキュメンタリー映画の魅力と、映像業界で働くことについてお話しいただきました。

若井さんは大学生のころ、南北問題(グローバルサウス)に関心を持ち、社会学を専攻しました。授業で、指定された映画のうち1本を観てレポートを書くという課題があり、その時に観た映画がきっかけで、メジャーではないインディペンデント映画の存在を知り、その面白さにはまりました。映画は社会を変える一つのきっかけになるかもしれないと感じたそうです。

また、若井さんが選考委員をつとめる、山形国際ドキュメンタリー映画祭とアムステルダム国際ドキュメンタリー映画祭(オランダ)についても紹介されました。山形ではアジア作品部門に関わっていますが、本国では上映されない(あるいはできない)作品を携えて来日する監督が少なくないことや、本国の政治的な事情から匿名で作品を作らざるを得ない制作者もいる、といった実情が明かされました。

これまでフリーランスとして映画の制作や上映に関わってきた若井さんが、2年前にご自身で制作・配給会社「アカリノ映画舎」を立ち上げた理由と経営状況についてもお話しされました。席数30~100ほどのミニシアター上映で採算をとるには、目安として2週間の興行で毎回7割以上の座席を埋める必要があるそうです。映画プラスなにかで事業の柱を複数持つ必要性等、会社を経営する上での試行錯誤の実践が共有されました。

若井さんの講演に対して、学生からは「ドキュメンタリーをあまり見る機会がなかったが、見てみたいと思った」、「自分も将来フリーランスで働いていけるよう日々頑張りたい」、「海外に行くことで自分自身を俯瞰して見られると聞き、色んなところに行ってみたいと思った」、「アウトプットの方法は時代によって変化するが、大切なのは手段そのものではなく、そこに込める目的や伝え方なのだと思った」などの感想が寄せられました。

▶アカリノ映画舎(外部サイト)
https://www.acarino.com/

▶山形国際ドキュメンタリー映画祭(外部サイト)
https://www.yidff.jp/

テキスト:早川由美子
写真撮影:入澤

撮影:入澤