2026年10月13日、成蹊大学ボランティア支援センターの「学生×地域社会課題プロジェクト」による「濵家住宅西洋館プロジェクト」特別公開イベントが開催され、46名が参加しました。
この「学生×地域社会課題プロジェクト」は、地域にある社会課題について理解を深め、地域のさまざまな人たちと関わりながら、学生としての視点でできる取り組みを考え、実践します。2026年度は武蔵野市内にある国登録有形文化財、主に濵家住宅西洋館の利活用をテーマに活動しています。
濵家住宅西洋館は、成蹊学園が吉祥寺へ移転した後の1928年から約4年間、旧制高校の寄宿舎「有定寮」として使用されていた建物です。当時としては珍しく、アメリカから輸入された組立住宅で、戦前の貴重な住宅として、国登録有形文化財に登録されています。濵家の住まいを経て、2024年より武蔵野市へと受け継がれ、成蹊学園と武蔵野市の歴史を今に伝えています。
当日は、学生プロジェクトメンバーが建物の歴史や建築の特徴を紹介するガイドツアーを実施。クイズや濵家のご子孫から伺ったエピソードを交え、参加者が楽しみながら歴史に触れられるように工夫しました。ツアー終了後には、歴史ある部屋でのビーズクラフト作りも開催され、充実したイベント内容となりました。
参加した学生からは、「実際に建物の中に入ることができ、歴史を感じられた」「当時の寮生の生活に思いをはせることができた」といった感想が寄せられました。
運営する学生プロジェクトメンバーは、建物や地域の歴史への関心、地域への貢献など、それぞれの思いをきっかけに活動に参加した10名。3グループ(イベントチーム/アンケートチーム/リーフレットチーム)に分かれて活動し、準備を進めてきました。
「武蔵野市職員のご案内による濵家住宅西洋館の見学や、メンバーの発案によって実現した庭の草むしりなど、武蔵野市をはじめ多くの関係者のご協力をいただきながら活動を重ね、今回のイベント開催に至った」と振り返りました。
今後は、濵家住宅西洋館の建物の利活用に向けた課題を整理し、濵家のご子孫である濵亜紀さんへのインタビュー動画の制作や、濵家の歴史を伝えるリーフレットの作成などに取り組んでいく予定です。「例えば課外活動団体のミニ・コンサートや展示会など、成蹊学園と縁あるイベントの開催などもできるといいなと思う」と学生プロジェクトメンバーは展望も語っていました。