経済学部経済数理学科 井上智夫教授(専門分野：応用計量経済学)の研究論文「Justices and Political Loyalties: An Empirical Investigation of the Supreme Court of the Philippines, 1987-2020（オーストラリア国立大学Bjorn Dressel氏、フィリピン大学Cristina Bonoan氏との共著）」が、学術誌Law & Social Inquiry(電子版)に掲載されました。
アジアで最も司法積極主義的な立場をとると見られているフィリピン最高裁判所ですが、他方でドゥテルテ大統領の治世中にはその独立性に対する懸念が高まりました。そこでこの研究では、投票に対する忠誠度（任命した大統領の在任中は、当該判事は政府側に投票する）の影響を1987年以降の主要政治事件70件と判事86人のプロフィールに基づいて分析しています。
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